編集長からの手紙
J-CASTニュース開設2周年、ネットメディアの展望は?

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   2008年7月26日は「J-CASTニュース」を開設して2周年になる。ページビュー(PV)はこの1年で3倍、月間ユニークユーザー(読者)は約500万人となった。配信している大手ポータルサイトで読む読者を加えると1000万人を超える。これは怖い数字だ。

   既存のマスコミに対する世間の風当たりは厳しい。既存マスコミ対ネット世論という図式に捉える人もいるが、それは違うと思う。ネット利用者の大半は新聞もテレビも見ている。そして、その影響力の大きさを知っている。しかし、既存マスコミは世間の風向きにあまりにも鈍感だ。投書欄がある、外部の人が書いた評論、解説がある。テレビでは多くのコメンテーターが発言している。そう反論するかもしれないが、ネット世界の発言者たちからは、場慣れした識者・タレントの「お抱えの観点」と受け取られている。

   既存マスコミが読者や視聴者の感触を探るセンサーは賞味期限が切れている。J-CASTニュースに寄せられるコメント群を見るだけでも、それが分かる。寄せられるコメントは編集部がすべてに目を通している。意地悪、悪意、敵意に満ちたものもあるが、意外な発想、予想外の反応、専門的な補足情報など、J-CASTニュースが提供するコンテンツの一部になり、世間の風向きを知るアンテナともなっている。既存マスコミのニュースセンスや情報の範囲から大きくはみ出している。

   メディアの役割のひとつは、「潜在している情報を顕在化させる作業」だと思う。新聞記者は情報を持っている人から取材して伝える。情報源は役所であったり、外国のメディアの情報であったり、企業であったり。記者が直接遭遇する情報はそれほどない。J-CASTが2ちゃんねるや各種のブログを素材にするのはけしからんというコメント、抗議が時々ある。もちろん素材の精査は必要だが、これほどの種々雑多な情報が渦巻いている場所はそうはないはずだ。

   その昔、NHKラジオに「街頭録音」という人気番組があった。匿名だから、勝手なことを言う人もあったし、なるほどと思う街の声もあった。J-CASTニュースもネットの世界で「街頭録音」と似たような役割をはたしているのかもしれない。

   冒頭に「怖い数字」と書いたのは、読者が増えるにつれJ-CASTにもある種の責任が課せられてきたという意味からだ。新聞は訓練された取材技術を持った記者を大量に抱え、1次情報を提供できる点で、まだまだ絶大な力を持っている。テレビの速報性、マスの力も強大である。雑誌の取材力も優れている。取材先と妥協しない、攻撃を恐れない強い意志をもつところもある。いずれも、J-CASTが学ぶべきところと思っているが、まだまだ力不足だ。もっとも、学びすぎると、既存マスコミと同じセンスに陥る危険もある。

   ネットのコンテンツは量から質を求められる時代に移ろうとしている。質といっても、従来のメディアが志向したものだけではない。好奇心の広がりは、「街頭録音」の時代よりはるかに大きくなっており、それに応えるコンテンツが求められることになる。

   J-CASTは2周年を期して、好奇心も拡張、記事のジャンルを広げる準備を始めている。

発行人(株式会社ジェイ・キャスト 代表取締役)
蜷川真夫

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