「老後は都会で」が大多数 田舎暮らしに不安抱く

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   老後を田舎でのんびり暮らしたい。そんな憧れをもっている都会人は多いはずだ。田舎に転居した老夫婦のドキュメント番組「人生の楽園」(テレビ朝日系)は人気だし、田舎暮らしを支援するサイトも続々と登場している。しかし、現実を知ると、そう簡単なものではないことに気がつくようだ。

   国土交通省が2010年6月30日に発表した住まい」に関するアンケートでは「老後は田舎よりも都会に住みたい」と考えている人が73.9%と圧倒的多数だった。

田舎暮らしを始めて挫折する人が多い

   アンケートは10年1月から2月にかけ、全国の20歳以上の男女994人から回答を得た。自然に恵まれた地方よりも、娯楽施設や医療・福祉施設などの各種施設が充実し、交通アクセスの良い都市部に住みたいという結果だった。

   老後を都会で暮らしたいと思う人がどうして多くなったのか。例えば、Q&Aサイト「ヤフー!知恵袋」を見ると、2010年6月23日にこんな質問が出ている。

「老後こそ便利な東京に住みたいという考え方は日本人のなかで珍しいでしょうか?」

   メディアの報道やネットを見ると、老後は田舎で暮らしたい、というが主流に見える。しかし、地方から上京してから15年の体験と、75歳を過ぎて車の運転が難しくなっている実父を見ていると、東京でずっと暮らしたいと考えるようになった、というのだ。

   この質問には10の回答が付いている。そこには、

「現在も東京ですが、すぐ近くに大きな病院が何件もあるし通りに出ればタクシーはたくさん走っているし。田舎で年を取ったら大変だと感じます」
「老後を東京で生活するのは良いなぁと思います。ただ一つ心配な点は、公立の老人ホームや介護施設の空きがないことですかね」
「定年後に田舎暮らしを始めて挫折する人が多いそうですよ。車がないと暮らせない場所が多いですから買い物ひとつにしても困ってしまったり、濃密な人間関係になじめない人が多いのだとか」
などと書かれていて、都会に住むことに肯定的な意見が多い。

「田舎暮らししたいなら積極的な目標持て」

   不動産経済研究所役員の福田秋生さんは、老後の居住選択に田舎を外す傾向が強くなったのは、交通が不便で病院など福祉施設が少ないことはもちろんだが、過疎化が急速に進んだことが大きな原因だと指摘する。地方経済は疲弊し、若者は都会に出て人口が減少。大手スーパーが撤退し、買い物にも支障が出ている。

   田舎は都会と比べ人間関係のストレスは少ないものの、周りは老人だらけ。コミュニケーションを取ろうとしても、家が離れていて、いざというときの交流が難しい。

「老後に田舎に住んでうまくいく人は、田舎に行って何をするのか積極的な目的を持っている人。のんびりしたいだけでは難しいと思います」

と話している。

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