震災時刻直前にあふれた「黙祷」の文字 著名人もツイッターで犠牲者悼む

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   東日本大震災から1年が過ぎた。地震が発生した時刻に、犠牲者を悼んで黙祷を捧げた人は多いだろう。

   インターネット上でも、ツイッターを見ると震災時刻直前に「黙祷」とつぶやいていた人は多かった。

冥福を祈る「ネットとリアルに違いがあるのか」

   地震発生時刻に1分間、ツイッターへの投稿をやめよう――。こんな提案に対して賛否が起きたのは記憶に新しい。反対派は「意味が分からない」「黙祷の代わりになるのか」などと責めた。

   2012年3月11日、時報が14時46分を知らせる直前、ツイッター上には「黙祷」という書き込みが続々と並んだ。しかし「黙祷なう」というものは見当たらなかった。各地で開かれた追悼式典で黙祷が行われた時刻の書き込みはほとんどなかった。見る限り、ちょうどこの時間につぶやいた人は少なかったようで、ツイッターでの黙祷は高い頻度で行われた模様だ。

   前日の3月10日、ノンフィクションライターの神田憲行氏は、「NEWSポストセブン」で、「黙祷ツイートに何の意味があるのか」と指摘。「震災から1年という"イベント"に参加したいだけではないか」と、あえて問題提起をした。これにより参加した人は「良いことをした」という満足感にひたり、実際はがれき処理や原発問題と難題が解決していない現状から目をそらすことになりはしないかと警鐘を鳴らした。

   これに対してネット掲示板では、

「震災を風化させないで思い起こさせる意味合いでもいいんじゃないの」
「犠牲になった方々の冥福を、との気持ちにリアルとネットの違いがあんの?」
「参加してもしなくてもいいんじゃない」

など、概してツイッター上での黙祷に賛成だった。犠牲となった人たちを純粋に悼む気持ちをネット上で表現して何の問題があるのか、という主張のようだ。

   著名人でも、14時46分から少しずらして、乙武洋匡氏や東京大学大学院理学系研究科の早野龍五教授、ミュージシャンの高橋幸宏氏をはじめ、ツイッターで「黙祷」とつぶやいた人は少なくなかった。

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