バドミントン「無気力試合」謝罪せず 「先に仕掛けた中国が悪い」と韓国

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   連日熱戦が続くロンドン五輪だが、その裏では誤審の続出や、スポーツ精神に反する無気力プレーが問題視されている。

   一連のトラブルでは、なぜか韓国人選手が巻き込まれているケースが多い。韓国側は裁定への不満から抗議を連発。無気力試合で失格となったバドミントンでも、「相手が先に仕掛けたのが悪い」と不服を申し立てた。

韓国紙は「相次ぐ誤審は欧州国家の横暴」と持論

   今回の五輪では、誤ったジャッジが頻発している。2012年8月1日に行われたボクシング男子バンタム級2回戦では、清水聡選手の対戦相手が何度もマットに倒れ込みながらレフェリーがダウンとみなさず、判定で清水選手の負けを宣告した。勝利を確信していた清水選手側は国際アマチュアボクシング協会(AIBA)に提訴、これが認められて清水選手は一転8強入りし、レフェリーは大会から追放された。

   韓国人選手では、フェンシング女子エペ個人の準決勝で申アラム選手が時計に泣かされた。ブリッタ・ハイデマン選手(ドイツ)との対戦で、同点のまま終了間際の残り1秒から時間が進まない。映像を見ると、ハイデマン選手の攻撃が2回繰り返された後、たまらず申選手が「おかしい」とばかりに大きく両手を広げて審判員にアピールしていた。結局、3度目の攻撃を防ぎきれずにポイントを奪われて申選手は敗退。だが場内の表示板は、試合終了後も残り1秒を差したまま止まっていた。収まらない申選手は涙にくれ、抗議の意思を示すためか会場に1時間ほど座り込んだという。

   水泳や柔道でも「不利な判定」が下されていたこともあり、韓国の世論は沸騰した。有力紙の朝鮮日報(日本語電子版)は8月1日、「タイムキーパーを務めていたのはボランティアの15歳の少女」と報じたうえ、審判の経験不足を批判した。中央日報(日本語電子版)は、「なぜ韓国だけが犠牲になるのか」と疑問を投げかけ、韓国の「スポーツ外交力」の低さを原因に挙げた。フェンシングは欧州、水泳は米国やカナダの勢力が強いと解説し、大学教授のコメントを引用して「相次いだ誤審はスポーツ強国を自負する欧州国家の横暴」と持論を展開した。

   申選手の判定について、韓国の五輪委員会が所属する大韓体育会(KOC)は国際フェンシング連盟(FIE)に抗議。その結果、申選手にはFIEから「特別メダル」が贈られることになったという。それでも満足できなかったのか、KOCは国際オリンピック委員会(IOC)に対して、申選手に銀メダルを授与するように要請する可能性を、複数の韓国メディアが伝えた。実際は、申選手は3位決定戦にも敗れてメダルを逃している。

北京五輪の野球も「無気力試合だった」と強弁

   誰が見ても明らかな誤審に対しては、抗議も当然だろう。だが、選手が「不正行為」で処罰されたにもかかわらず、強引に覆そうとする姿勢はいただけない。バドミントン女子ダブルスでは、韓国ペア2組が無気力試合を理由に失格処分を受けた。同じく失格となった中国ペアは非を認めて謝罪、チームも裁定に従った。しかし韓国側の対応は違った。国際バドミントン連盟(BWF)に抗議したのだ。

   8月2日付の中央日報(日本語電子版)はその趣旨について、「中国はこれまで何度か無気力試合をしてきたが、BWFは黙認した」ことを挙げたと説明した。韓国メディアの中には、「先に中国が無気力プレーを仕掛けてきた」と自国の選手を擁護する論調もある。だが試合映像を見ると、韓国ペアもわざとサーブを外したり、シャトルを追わなかったりとベストを尽くしていない様子は明白だ。しかも次の試合で、別の韓国ペアがインドネシアペアとの試合で無気力プレーをしている。少なくともこの試合では中国は何の関係もなく、主張は説得力をもたない。結局、BWFは抗議を却下した。

   さすがにこの韓国側の姿勢には、日本のインターネット掲示板でも「駄々をこねているだけ」「いいがかりだ」と呆れている様子が見てとれる。

   ところが火の粉は、日本にも飛んできた。朝鮮日報(日本語電子版)は8月3日、「シドニーや北京でもあった無気力試合」と題した記事を掲載。2008年の北京五輪で行われた野球の予選ラウンド最終戦、日本は米国戦でチームの柱と期待されたダルビッシュ有投手(現テキサス・レンジャース)を2回で交代させ、打者も空振りを繰り返す「無気力試合」を演じたと指摘した。「負ければ決勝トーナメントで、優勝候補だったキューバとの対戦が避けられる」ための措置だったとしている。

   だがダルビッシュ投手は、予選開始当初から調子が上がっていなかった。決勝トーナメントへ向けての調整登板と考えれば、短いイニングで降板しても不思議はない。打線はもともと貧打が悩みとなっていて、総得点は予選落ちした台湾やカナダと比べても1点多いだけだった。バドミントンのペアのように、どう見ても負けようとしている試合運びと比べるのは無理のように思える。

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