2024年 4月 18日 (木)

ドジャースかレッドソックスかそれとも… 160キロ大谷「ドラフト外」で米球団と自由に交渉可能

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   2012年のプロ野球ドラフト会議の目玉となっていた岩手・花巻東高校の大谷翔平投手が、自らの口で米大リーグ挑戦を明らかにした。

   高校野球史上最速となる160キロの剛速球を投げる超高校級の投手だが、米国に渡ればマイナーリーグでの下積みが確実視される。晴れてメジャーのマウンドに立てるまで、5年はかかりそうだ。

「体力的に優れており、世界でもトップアスリートになるだろう」

大谷投手のメジャー挑戦はメディアの関心も高い
大谷投手のメジャー挑戦はメディアの関心も高い

   大谷投手は2012年10月21日、父親を伴って会見した。プロ野球とメジャーどちらを選ぶかで心境が揺れ動いたが、最終的には「入学当初からの夢だった」大リーグに挑む決意を表明したのだ。両親や周囲からは国内でのプレーを勧められたが、「厳しい中で自分を磨きたい」と自分の意志を貫き、決断した。

   既にロサンゼルス・ドジャースやボストン・レッドソックス、テキサス・レンジャースが獲得に名乗りを上げているという。ドジャースのホワイトGM補佐は報道陣に、「体力的に優れており、世界でもトップアスリートになるだろう」と絶賛していた。

   日本の12球団は、10月25日に開かれるドラフト会議で大谷投手を指名することは可能だ。指名権を獲得したチームは2013年3月31日まで交渉できるが、4月1日以降は拘束できない。実は交渉権が有効な期間でも、米球界は日本の野球協約に縛られないため、入団契約の締結を強行できなくはないようだ。

   過去にもプロ野球未経験で米国に渡った選手はいるが、大谷投手のようにドラフト1位指名が確実視されるレベルでは例がない。米球界入りする場合は、どのような手順になるのか。

   大リーグにも、新人選手を獲得するためのドラフト制度がある。公式ウェブサイトを見ると、対象となるのは米国かカナダ在住で、過去にメジャーやマイナー契約を取り交わしたことのない選手となっている。プエルトリコなどの米国領出身者や、外国人で米国の高校や大学に在籍する場合もドラフトの資格が与えられる。ところが大谷投手の場合は、どれも該当しない。いわゆる「ドラフト外」として、米球団と自由に交渉できる立場にあるのだ。

   ただこれまで、日本のプロ野球を経ずにマイナー契約を結び、後にメジャーに昇格したケースはごくまれだ。大谷投手に比較的似ているのが、シアトル・マリナーズなどで活躍したマック鈴木投手。日本の高校を中退した後に米国に渡り、1993年にマイナー契約、96年にメジャーデビューを果たしている。現在レッドソックスで活躍する田沢純一投手の場合は、社会人野球を経て「メジャー契約」の形で入団した。

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