「アヒル巨大アート」、中国ネットで検索規制 「天安門事件」コラージュ画像が原因だった

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   水辺に浮かぶ人気アート・巨大アヒルが中国で受難続きだ。香港で穴をあけられ沈んでいるのが発見されただけでなく、各地で偽物が作られた。

   さらに中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」では「巨大アヒル」を含む言葉の検索が規制され、投稿も削除される羽目になってしまった。いったい何があったのだろうか。

高さ約16メートルのゴム製で、2007年に世界周遊の旅に

ウェイボーで『巨大アヒル』が規制
ウェイボーで『巨大アヒル』が規制
「微博で『巨大あひる』が検索規制ワードにされてるの、これが原因らしいw 投稿も削除されてる」

   2013年6月4日にある日本人ユーザーが書き込んだこのツイートに添付されている画像は、一見すると一人の男性の前に巨大アヒルがカルガモの親子のように連なっているだけのかわいらしいものだ。

   しかし、実はこれは合成画像で、オリジナルの写真ではアヒルの位置には戦車が列をなしていた。オリジナルは1989年、中国当局が民主化運動を武力弾圧した「天安門事件」の翌日、天安門広場に通ずる長安大街の路上で、とある男性が戦車の行く手をさえぎった様子を写したものだ。男性は戦車に乗っていた兵士と激しいやりとりをおこない、最後には心配した人々の手により群衆の中に引っ張り戻されたとされるが、その名前は明らかではなく「無名の反逆者」と呼ばれる。一連の映像は世界中に配信され、天安門事件の真実の一端を表すエピソードとして今日にも語り継がれている。

   合成写真の投稿された2013年6月4日は、天安門事件の発生から24年目となり、当局は人が集まる広場や繁華街に多数の警官を配置するなど厳戒態勢を敷いた。そして、ウェイボーでも「6月4日」など事件を連想させる言葉が検索できなくなっていた。

   当局が神経を尖らせる中で出回った先のジョーク画像のせいで、巨大アヒルはとばっちりを受けてしまったらしい。

   この巨大アヒルはオランダ人のアーティスト、フロレンタイン・ホフマン氏が「リラックスして生きる。政治的な意味合いから分断される国境など存在せず、他者から差別を受ける人間など存在しない」というまったく新しいコンセプトのもと、制作した。高さ約16メートルのゴム製で、2007年に世界周遊の旅に出発、日本では大阪などに出現したほか、訪れた先々で熱烈な歓迎を受けた。2013年5月、香港に姿を現し数十万人が詰め掛けたという。

偽物も出回り、人民日報が強烈に批判

   巨大アヒルの中国での受難は今回に限った話ではない。5月15日には、穴をあけられ巨大な目玉焼きのような姿になって浮かんでいるのが発見された。すぐに修復されたが、その後、6月1日の中国での「子供の日」を契機として、杭州や武漢、天津といった都市でも「巨大アヒル」のコピー版が急速に「繁殖」した。

   このコピー製品の氾濫について、中国共産党機関紙・人民日報は6月3日付社説で、虚栄・功利・浮わついた気分などの社会病の顕れであるとし、

「われわれのクリエイティビティと未来を損ない、ついには想像力の喪失をもたらすだろう」
「黄色のアヒルが増えれば増えるほど、ホフマン氏の反商業主義の精神からは遠ざかり、さらに明らかなことは、われわれのクリエイティビティを弱体化させるということだ」

と強烈な批判を展開。ホフマン氏自身も、

「この現象は明らかに、信頼を損失させる出来事だ」

とコメントしていた。

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