2024年 3月 29日 (金)

日本、格下に惨敗、ザック解任論噴出 専門家から後任候補も飛び出す

   欧州の2番手に相次いで惨敗したサッカー日本代表のザッケローニ監督(60)に対し、専門家から解任論が相次いでいる。固定メンバーばかり起用し、チャレンジ精神がないというのだ。

   ザックジャパンに暗雲が垂れ込めたのは、2013年6月にコンフェデ杯で3戦全敗してからだ。このときは、強豪相手だったが、10月の欧州遠征2戦では、格下にさえ次々に敗れてしまった。

武田修宏氏「日本サッカー協会も踏み込んだ議論を」

解任論が噴出
解任論が噴出

   10月15日のベラルーシ戦では、前半終了間際に強烈なミドルシュートを決められ、後半も攻めきれずに、0対1で敗れた。11日のセルビア戦も0対2と、2試合で1点も取れない惨敗ぶりだ。ベラルーシもセルビアもW杯欧州予選で敗退しているチームで、これでは8か月後のブラジルW杯本番でグループステージも突破できない可能性さえ報じられている。

   戦犯として名指しされたのが、ザッケローニ監督だ。

   東京スポーツの16日付記事では、元日本代表FWの武田修宏氏が、監督に対し「解任やむなし」とコメントを寄せた。武田氏は、セルビア戦に比べて、日本はパスが回って積極性があったとしながらも、FW柿谷曜一朗選手(23)をクロスに合わせようとさせるなど、「チーム戦術と起用する選手のミスマッチには大きな疑問が残った」とした。守備も弱体化しており、「世界レベルでは通用していない」という。

   武田氏は、2戦で打開策が見えなかったのは、欧州組の起用に固執してチームを活性化できない監督の責任だというのだ。そのうえで、韓国やオーストラリアもW杯を前に監督を交代させており、日本サッカー協会も踏み込んだ議論があってもいいと指摘した。後任としては、元アルゼンチン代表監督のマルセロ・ビエルサ氏(58)かJ1浦和のミハイロ・ペトロビッチ監督(56)がいいのではないかと薦めている。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中