「韓流ミュージカルシアター」ひっそり幕を閉じる これで日本の韓流ブーム、完全消滅?

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   韓流ミュージカルを上演するとして鳴り物入りで登場したはずの「アミューズ・ミュージカルシアター」が僅か1年しか続かず、2014年3月末にひっそりと幕を閉じた。

   韓国にとってミュージカルは映画、音楽、ゲーム、アニメ・キャラクターなど世界席巻を進める上での「5大キラーコンテンツ」の一つ。日本での仕掛けは失敗に終わった。これで韓流ブームは「完全消滅した」と考えている人もいる。

「兄弟は勇敢だった?!」上演で席が半分も埋まらない

ひっそりと閉館(画像は「アミューズ・ミュージカルシアター」公式サイト)
ひっそりと閉館(画像は「アミューズ・ミュージカルシアター」公式サイト)

   このシアターは、ミュージカルをこよなく愛し、映画「シュリ」を紹介するなど韓流ブームの仕掛け人の一人とされるアミューズの大里洋吉会長が旗振り役となり、韓国でミュージカル制作などを手掛けるCJ E&Mと提携し、2013年4月25日に東京・六本木にオープンした。旧ブルーマンシアターを改築したもので席は901席あった。

   韓国はミュージカルが盛んで、近年は日本や中国から観劇に訪れるほど人気があるとし、「5大キラーコンテンツ」の一つとして世界に発信する戦略を練っていた。日本に進出することが決まると韓国メディアはその報道で沸き上がったが、13年8月12日には聯合ニュースが「日本で苦戦」との報道をしていた。

   記事は、韓国政府が日本向けの文化コンテンツ輸出の原動力とするよう積極的な支援に乗り出したが、「兄弟は勇敢だった?!」の上演では901席のうち半分も埋まらなかった。これ以前に上演した3作品も興行的に失敗したと思われる、としている。韓流音楽K-POPがうまくいったからその派生である韓流ミュージカルも日本で受け入れられるはずだと「錯覚した」のではないか、などと書いている。

   アミューズ広報になぜシアターを閉じたかについて聞いてみたところ、初めから劇場の契約は1年であったため予定通りのことだと回答した。興行収入については作品によってバラつきがあり、満席もあればそうでなかったものもある、とした。ただし満員御礼といった状態が続くようならば、もっと大きな劇場と契約し、移転する可能性もあった。そうはならなかったため、14年3月末をもって閉めることにした。アミューズはもう韓流ミュージカルを扱わないというわけではなく、日本で当たりそうなものについては引き続きプロデュースしていくということだった。

   一時期は日本のテレビや雑誌などに韓流が溢れ、様々なスターが生まれた。映画、テレビドラマ、音楽、そしてスターを次々に日本に輸出したが、現在はそうした面影はない。最後の切り札とされたミュージカルも失敗に終わり、「韓流ブームは跡形もなく消え去った」と考えている人もいる。

「韓流」、日本をあきらめ中国向かう?

   朝鮮日報の14年2月17日の日本語ウエブ版では、13年に日本音楽著作権協会(JASRAC)を通じて受け取った韓国音楽の著作権使用料は67億586万ウォン(約6億2000万円)で、わずか1年の間に40%減少した、と報じた。韓国にとって日本の音楽市場は海外収入の70-80%を占めるのだという。JASRACからの著作権収入が激減した理由の一つはテレビ放送用の韓国番組が冷遇されているからで、NHKなど地上波テレビで韓国番組が大きく減り、単価が安い衛星、ケーブルテレビにシフトされた。ドラマなどで音楽が使われる度に著作権料が発生するわけだが、そうした番組が放送されなくなったため収入も減っているのだそうだ。

   韓国の新聞大手、中央日報系の「日刊スポーツ」は14年3月24日付けで「日本から中国へ、韓流熱風の地図変わる」という特集を組んだ。いわゆる韓流ブームが日本で終わりを迎えたが今度は中国を席巻し始めた、という内容だ。

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