8月の経常黒字、海外から配当増 貿易赤字続く

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   財務省が2014年10月8日に発表した8月の国際収支状況(速報)によると、海外とのモノやサービス、配当などの取引状況を示す経常収支は、2871億円の黒字(前年同月は1571億円の黒字)となった。黒字は2か月連続。

   海外投資から得られる利子や配当収入などを示す第一次所得収支の黒字が、8月は1兆5199億円と前年同月に比べて20.6%増えた。8月としては、比較できる1985年以降で最大となった。

   自動車や金融、電機業界で海外子会社から受け取る配当金などが増えたほか、円安が進んだことで円建ての受取額が膨らんだ。

   一方、貿易収支は8318億円の赤字。8月として比較できる1996年以降で最大の赤字。輸入は火力発電の燃料に使う液化天然ガス(LNG)などが大きく伸び、6兆4809億円と2.3%増えたが、輸出は5兆6492億円と1.0%の伸びにとどまった。円安が輸出を押し上げる効果はなお薄い。

   積極的な海外投資で業績を伸ばし、円安効果を享受する大手企業と、原材料とエネルギーなどの輸入コストの上昇で、円安ダメージが大きい国内の中小企業との体力格差が広がっていることが国際収支からもうかがえる。

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