2024年 4月 25日 (木)

成長著しいトルコ経済 高い政策金利にFX業者も注目!

   欧州とアジア、中東を結ぶ、東西文化の分岐点として知られる「トルコ」が、いま注目されている。親日国としても知られ、実際に多くの日本企業がインフラ整備などの事業を請け負っている、成長著しい新興国でもある。

   そんなトルコに、外国為替証拠金取引(FX)業者も熱い視線を送っている。

「若さ」あふれる伸び盛りの国「トルコ」

活気あふれるトルコの市街地
活気あふれるトルコの市街地

   トルコは、人口7667万人の半分以上が29歳以下と若く、豊富な労働力を有しているのが特長のひとつ。過去10~20年は平均4~5%の実質経済成長率を達成。堅実な財政運営で公的債務比率も低い。主な産業は軽工業と農業だが、石炭などの鉱物資源にも恵まれている。

   国際通貨基金(IMF)は、トルコの2014年経済成長率(見通し)を3.03%と予測している。新興国では、中国が7.4%、インドが5.6%、オーストラリアが2.8%と予想されているので、トルコはこれら国々に肩を並べる、世界的にも伸び盛りの国なのだ。

   そんなトルコに興味を抱いているのは、なにも大手商社やゼネコン、鉄道などのインフラ企業ばかりではない。じつはFX業者もトルコに大きな期待を寄せている。

   現在のトルコの政策金利は8.25%と、オーストラリアやニュージーランド、南アフリカよりも高い。政策金利が高いということは、インフレ率が高いことでもある。これを解消していくのがトルコにとっての大きな課題だが、逆に言えば現在の経済情勢が続く間は、しばらくは高金利政策も続くことになると予想されている。

FX業者がトルコリラに注目する理由はココ
FX業者がトルコリラに注目する理由はココ

   加えて、トルコ経済は、旺盛な国内の資金需要を満たすため、海外からの資金流入に大きく依存している。そのために先進国の金融政策の変化など、グローバルな資金フローに大きく影響される傾向があり、通貨「トルコリラ」は値動きが大きい。

   しかも「トルコリラ/円」が史上最安値を付けたのは2011年7月の40円28銭。現在はそれ以来の最安値圏で推移しており、こうした背景も、FX業者がトルコリラを「投資のしがいがある水準」にある通貨として注目しているわけだ。

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