2024年 4月 28日 (日)

「森のくまさん」作詞家にも関心 替え歌販売に慰謝料300万円

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   童謡「森のくまさん」の替え歌を歌ったタレントなどに対し、原曲を訳詞したとされる作詞家が著作者人格権の侵害だとして、CDの販売中止などを求めた。ただ、作詞家にも過去の経緯について様々な指摘がなされており、ネット上で論議になっている。

   替え歌は原曲のパロディーで、ユーチューブ上に公開された動画では、お笑い芸人のパーマ大佐さん(23)がウクレレを弾きながら、まず有名な童謡のイントロ部分を歌う。

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替え歌が歌詞の情感に合わないと拒否

   続いて、オリジナルのメロディーと歌詞が追加され、クマと恋に落ちた女性が警察から逃げる様子が歌われる。童謡は、その後も合間に引用されながら、そのままの歌詞で歌われている。動画では、タレントの鈴木奈々さん(28)が女性役を引き受け、着ぐるみのクマとともに出演している。

   これに対し、作詞家の馬場祥弘さん(72)が2017年1月18日、訳詞を無断で改変されたとして、パーマ大佐さんとCD発売元のユニバーサルミュージックに対し、CDの販売中止や動画削除、慰謝料300万円の支払いを求める通知書を送った。対応がなければ差し止め請求や刑事告訴も行う構えだ。馬場さんの代理人をしている三木秀夫弁護士が18日に大阪市内で記者会見をして明らかにした。

   会見報道によると、ユニバーサルミュージックが16年11月ごろ、著作権を管理する日本音楽著作権協会(JASRAC)を通じて、歌詞を追加することの承諾を馬場さんに2度要請したが、馬場さんは拒否した。替え歌が歌詞の情感に合わないといったことが理由だった。ところが、12月になって、ユニバーサルミュージックから、本人から承諾をもらったとしてCDのサンプルが届いたという。

   ネット掲示板などでは、「許可取らなかったのはまずい」「いきなりCD送り付けはないんじゃない?」などとCD発売に批判的な声もあるが、馬場さんに対しても、訳詞者になった経緯について様々な指摘が出ている。

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