セレゴ・ジャパンが運営する学習サイト「smart.fm」は、脳科学や認知心理学をベースにした独自の「記憶管理システム」が最大のセールスポイントだ。社内にはプログラマーのほかに、大学で脳科学や心理学を学んだエキスパートもいる。その代表がハーバード大学院で脳について研究していた"MR.BRAIN"カーク・マックマレー(32)だ。
カークは、セレゴ会長のアンドリュー・スミス・ルイスと同じく、ニューヨークのマンハッタン出身だ。ポルトガルで少年時代を過ごしたあと、高校生のときにアメリカに戻り、ジョージタウン大学で認知心理学を学んだ。
2000年からはニューヨークのネットベンチャーで、社会人向けの教育ビデオを配信するサイトの運営にたずさわった。離婚や子育てなど我々が人生で直面する問題について、専門家がレクチャーする動画を見てもらうサービスだ。カークは商品開発や戦略立案を担当していたが、まだブロードバンド化が進んでいないころ。動画サービスのための環境が整っていなかった。
「ビジネスの構想は良かったと思うが、まだ時代が早かった。ITバブルが崩壊したところへ911(同時多発テロ)も重なって、ビジネスは終わってしまったんだ」
(続く)
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