<できコツ31>リーダーの経験は「できるヤツ養成ギプス」だ!

2009/8/ 7 00:02

   リーダーシップというと、メンバーの先頭に立って引っ張っていくイメージがあるので、凡人は「自分はそんな器ではない」「厚かましくみられたくない」「面倒だ」と尻込みしてしまいがちです。しかし、リーダーの役割を「グイグイ引っ張る人」ではなく、「チームの目標を達成するためによい影響を与える人」と考えると、凡人でも活躍の可能性が出てきます。

>>「できるヤツ」と思わせる20のコツ・記事一覧

小さな仕事でも「リーダー」気分でやってみよう

   私は前職で、毎月の管理資料を全国の支社に送付するという仕事を一人で担当していたことがあります。しかし、他の仕事が増えて忙しくなってきたこともあり、派遣社員の方に手伝ってもらうことになりました。

   ここで目標にしたのは「どのようにすれば、正確かつ短時間に仕事を終えるか」ということでした。そして気づいたのは、仕事を手伝ってもらう人に、いくらこのことを強く指示・命令をしたとしても、それだけで結果が出るわけではないということです。

   そこで、お互い協力して気持ちよく仕事をするために、コミュニケーションを工夫しようと考えました。特に、全部自分で決めて自分が引っ張るのではなく、一緒に働く相手から意見を聞いて、よりよいやり方を考えるようにしました。

   相手は「自分の意見を聞いてもらえた」「受け入れられた」と感じると、自主的に仕事をしてくれるようになり、いつしか仕事をすべて任せることができるようになりました。小さな作業ですが、私にとってはとても良い経験になりました。

   このように、いろいろな仕事を他人に任せることを積み重ねていくうちに、「あいつはうまく人をまとめて仕事をする」と思われるようになり、新たな仕事を任されるようになりました。

(続く)

野崎大輔(のざき・だいすけ)

フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。「企業を活性化させるチェンジ・エージェント」を掲げ、東京・四谷で人事コンサルタントとして活動中。野崎人事労務管理事務所代表、特定社会保険労務士。mixiでコミュニティ「できるヤツと思わせる20のコツ」を運営。09年4月からJ-CASTで「ヨソでは言えない社内トラブル」を共同執筆。
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