2024年 4月 26日 (金)

「北朝鮮打ち上げ」誤報で浮き彫り 日本が「訓練してない」部分

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   <テレビウォッチ>「将軍サマ」が立ち会い記念撮影までした北朝鮮の長距離弾道弾ミサイルの発射。失敗だったのか成功だったのか??スタジオでは「成功だった」の声が……

憤りを感じます

   まずアメリカが「テポドン2号だった」としたうえで「2段目以降は太平洋上に落下し、軌道には何も乗せることはできず失敗だった」と、断言した。

   一方、北朝鮮はというと、黒を白と言いくるめるお国柄らしく「人工衛星を軌道に乗せることに成功した」と発表。友邦国・ロシアも呼応して、人工衛星だったと追認した。

   で、日本の判断だが……浜田防衛相が「人工衛星かミサイル(の判断)はもう少し時間がかかる」と、何とも頼りない答え。

   人工衛星だったかどうかは兎も角……スタジオでは、4月5日11時半ごろ発射されたミサイルは、1段目のブースが秋田沖西に280キロの地点で落下し、2段目以降は日本の東2100キロの太平洋上まで レーダーが追尾している事実に着目した。

   まず司会のみのが「少なくても2600キロの先まで飛んだという意味では、北朝鮮にとって成功と思っているのでは?」と。

   前回1600キロぐらいといわれていた射程距離が延びたことで、みのは「明らかに技術が進歩」し、それだけでも成功したのでは? というわけだ。

   これに対し毎日新聞の鈴木琢磨編集委員も「アメリカは失敗というが、明らかに成功ですよ。金正日が発射に立ち会い、記念撮影までしている。その目の前でミサイルを発射したというだけでペイできる」と。

   番組では、そうした北朝鮮の脅威にもかかわらず、前日4日の「誤報」「誤探知」で大混乱した日本のお粗末な対応も取り上げ、みのが「虚しさ、憤りを感じます」と吠えまくった。

   とくに、みのは「北朝鮮から1段目はここ、2段目はこの辺と事前にそこまでいわれ、万全の対応していたハズなのに情けない。もし、いきなりだったらどうするんですかね」と。

   番組に出演した軍事アナリストの小川和久も「米軍は、いろいろな所から入ってくる情報を確認するシナリオを想定してはきちんと訓練している。ところが日本は、そうした応用問題をやっていない。形式主義なんですよ」という。

   320基の中距離弾道ミサイル「ノドン」が、常に日本に照準を合わせている危険極まりない国が隣に存在しているにもかかわらずこのありさま。

   アメリカに頼りっぱなしの結果が、今回の人為的ミスなのだろうか??

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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