紅白歌合戦と同じ大晦日に放送したころのレコ大は視聴率がジリ貧になり、1日前の30日に放送日を移動したら数字が上がった。これに味をしめて放送時間は延びまくり、この日はなんと4時間。終った直後にさらに「おめでとう!」との付録までつけてまた45分のレコ大ネタ、見ている方は拷問に近かったのだ。うんざりした。
ところが、数字は伸びず、前半の13.5%はともかく、グランプリが決る後半でドスンと落ちて10.6%になってしまった。つまり、視聴者は選考結果を見透かしていて、受賞結果が既定路線だと予測して何の期待ももたず、見る価値がないとチャンネルを換えた人が多かったわけである。酷いのは長さだけではなかった。生放送と広言しているのに、過去のレコ大のアーカイブ映像をずらずらと間に挟む。それが長い。古い映像で時間稼ぎとは詐欺みたいなものである。
賞に決ったEXILEにしても、最優秀新人賞のBIGBANGにしても、決して歌は上手くない。EXILEはダンスのパフォーマンスがエネルギッシュだから、一見プロフェッショナルに見えるだけで、ボーカルははっきり言って声が出ていないし音程も悪い。ダンスだってアメリカに持っていけばオーディションも通らないレベルだ。彼らは涙してV2を喜んだが、甘っちょろいわが芸能界でV2でも、所詮は井の中の蛙である。見開き2ページも使ってヨイショするスポーツ新聞も、もっと耳の良い記者を養成して苦言を呈すべしだ。
(黄蘭)

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