2024年 4月 20日 (土)

脳死幼児から臓器提供「息子を誇りに思っています」(両親)

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   6歳未満の男児が14日(2012年6月)に初めて脳死と判定され、15日午後から7つの臓器の摘出手術が行われることになった。キャスターの小倉智昭は「やっとこういう時代が来たのかなという思いが強いですね」と話す。

摘出された「心臓と肝臓」女児に

   男児は低酸素性脳症と診断され、富山大病院に入院中だった。主治医が1週間前の7日に重篤な脳障害であることを説明すると、家族から臓器提供の申し出があったという。両親は日本臓器移植ネットワークを通じて、その思いを次のようなコメントで発表した。

「本日、息子は私たちにもとから遠くへ飛び立っていきました。大変かなしいことではありますが、大きな希望を残してくれました。息子が誰かの体の一部となって長く生きてくれるのではないかと、そのようなことを成しとげる息子を誇りに思っています」

   摘出された心臓と肝臓は10歳未満の女児にそれぞれ提供されるという。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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