2024年 4月 16日 (火)

<ビリギャル>
有村架純とにかく可愛い無邪気まっすぐ!本気になって慶応大合格応援・・・泣き通しの100分間

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(C)2015映画「ビリギャル」製作委員会
(C)2015映画「ビリギャル」製作委員会

   正直に白状します。頑張る若者って、なんでここまで涙腺にダイレクトに訴えかけてくるんでしょう。落ちこぼれ高校生の成り上がり受験記でしょとひねくれて見始めたのもつかの間、開始数分ではやくも涙がほろり。泣き通しの100分間でした。

   内容は副題の「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」のまんまなのだけれど、いやぁ、有村架純演じるビリギャル「さやか」の可愛いこと、無邪気なこと、まっすぐなこと! おもわず本気で合格を祈ってしまった。

頑張れば手が届きそうなちょうどいい奇跡

   何より「この奇跡は、あなたにも起こる」というキャッチコピーがいい。この話の肝である「ちょうどいい奇跡の大きさ」感がちゃんと伝わる。落ちこぼれの娘を「さやかは本当に良い子なんです」と繰り返す母親を手放しで褒める気もないし、つい息子にばかり手間と愛を賭けてしまう父親が最低の父親だとも思わない。

   「いるよね、こういう親」の範疇にぎりぎり収まる両親と、必死で頑張れば届くんじゃないかと思わせてくれる教室と地続きのちょうどいいサイズの奇跡。絶世の美女に生まれなくても、難病に苦しまなくても、自分の手で人生はドラマティックになる。出た大学によってそれからのすべてが決まるわけではないし、慶應に入ってからも壁や坂はある。でも、頑張ったこと、報われたことという記憶は糧になる。慶應合格がどれだけのターニングポイントになったか、受験生のときの記憶が残っている世代であれば、間違いなく自分ごととして身に染みる。

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