「利益に結びつかない」と携帯電話会社は複雑な表情
携帯電話製造の家電メーカーはホクホクだが携帯電話会社は複雑だ。携帯電話会社にとって無料のワンセグ、つまりテレビを視聴されるだけで直接、利益に結びつかない。むしろ、ワンセグを視聴が拡大すると、肝心の通信・通話の利用頻度が落ち込んで減収につながるからだ。
ワンセグは08年まではCMの入った地上デジタル放送と同じ番組を流すことが義務付けられている。携帯電話による視聴を前提にした番組やCMへの取り組みは08年以降になる。広告代理店は「当面は、どのくらいの人たちが、どんな時に、どんな番組を視聴するかを調べ、ワンセグの視聴率調査もできるようにしたい」としている。
08年の北京五輪までには1千万台を超える携帯電話の大半がワンセグを視聴できるようになるといわれている。「テレビ放送の視聴が難しい時間帯を補完するメディアとして大化けする可能性もある」(民放幹部)と期待も大きい。
しかし、ワンセグが大化けするかどうかは携帯電話向けにどれだけ魅力のある番組が提供できるか、そして手軽な値段で買える対応携帯電話の登場にかかっているといえそうだ。