2024年 4月 26日 (金)

ハウスダスト除去新製品続々登場

   花粉、カビ、ダニの死骸などのハウスダスト。それによるアレルギー症状で苦しむ人が増える中、ハウスダストを除去する家電が市場を賑わしている。空気清浄機に頼るのではなく、清浄機能が付いた家電が続々登場しているのが特徴だ。それが掃除機にまで広がっている。

高機能望むファミリー層が増える

松下電器が発売した微細塵まで検知する掃除機「MC-P600」
松下電器が発売した微細塵まで検知する掃除機「MC-P600」

   松下電器は「世界で初めて」約20μm(マイクロメートル)の微細塵まで検知する「ハウスダスト発見センサー」を搭載した掃除機を2006年5月1日発売する。通常の掃除では取り残すようなハウスダストを吸引し、6年前のセンサーなし同社掃除機に比べ、集塵量を約2倍に高めた。新開発の「逃がさんパック」は、従来に比べて厚さが約5倍の立体3重構造の不織布を採用。捕塵性を約10倍に高めて、0.5μm(マイクロメートル)以上のハウスダストも約99.9%逃がさないという。店頭価格は6万5千円前後とさすがに値が張るが「高所得者向けではなく、高機能を待ち望んでいるファミリー層が増えている」(ナショナルアプライアンスマーケティング本部)と話す。
   ハウスダストを除去する紙パック使用のハイパワー掃除機の需要は急速に伸びている。2003年時点で全体の3%に過ぎなかったが、年々伸び続け06年は30%になると予想している。

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