2024年 5月 2日 (木)

ライブドア・平松庚三代表取締役社長インタビュー

「内部通報制度」、すでに成果をあげている

――その会社から内部監査室に連絡がいく、ということですね。

「非常に、社員に安心感を与えています。告発制度は非常に重要なんですが、運用を一歩間違えると、『背中からコノヤロウ、と刺される』のようなことになりかねません。ですから、フェアネスというところに主眼をおいています」

――具体的には、通報はあったんですか?

「ええ、もう何件かありました。その結果、成果も上がっています。先日、弊社からも1,500人分のお客様の名前が漏れてしまって、これは自分たちの方で気がついたんです。直ちにこれを公表しました」

――取り組みは、反映されている、ということですね。

「それはありますね。このビルでも、(関連会社の)弥生あわせて700-800人の所帯になっていますから、きちんと仕組みを作っておかないといけません。昔みたいに10-15人で『ガンバロウ』とやっていたようなやり方では、もうコントロールできないんです」

――今のお話以外で、内部統制・コンプライアンス関係でおやりになったことはありますか?

「始めたばかりなんですけれども、一番やらないといけないのは『意識改革』ですね。勉強しろ、知識をつけろということではなくて、まずは意識を変える」
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