2024年 4月 27日 (土)

宮崎県知事選「大接戦」 そのまんま東意外に健闘

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   宮崎前県知事の辞職に伴う出直し選挙で、タレントのそのまんま東氏(49)<本名・東国原(ひがしこくばる)英夫>が健闘している。朝日新聞読売新聞などが2007年1月15日までに報じた県知事選に関する世論調査で「大接戦だ」という結果が出ている。

   無所属で元林野庁長官の川村秀三郎氏(57)、無所属で元経済産業省課長、地元で知名度のある持永哲志氏(46)<自民、公明推薦>、共産党公認で党宮崎県委員長の津島忠勝氏(61)、無所属で元高校教諭の武田信弘氏(52)、そしてそのまんま東氏が出馬。

他の2候補とほぼ互角の戦い

   川村氏がややリードしているという世論調査もあるが、持永氏とともにそのまんま東氏も「大接戦」を演じているという。
   朝日新聞は、07年1月13日、14日に行った電話世論調査で、

「タレントのそのまんま東氏と前林野庁長官の川村秀三郎氏が大接戦で、元経済産業省課長の持永哲志氏が追う展開」

   との結果が出たとしている。他紙も、

「前林野庁長官の川村秀三郎氏、元タレントのそのまんま東氏、元経済産業省課長の持永哲志氏が激しく競り合っている」(読売新聞)
「5人の候補者のうち、無所属で元林野庁長官の川村秀三郎氏(57)がやや先行し、無所属で元タレントのそのまんま東氏(49)=本名・東国原(ひがしこくばる)英夫=と、無所属で元経済産業省課長の持永哲志氏(46)=自民、公明推薦=が追い上げ、共産党公認で党宮崎県委員長の津島忠勝氏(61)が続く展開となっている」(西日本新聞

   とそのまんま東氏の接戦振りを報じている。

   タレントとしての知名度が大きな強みが大きく作用している、との見方もできるが、実は意外に「お堅い」選挙活動が功を奏しているようだ。

東マニフェスト、実は「堅実路線」

   東氏が発表したマニフェストでは、「農林水産振興」「観光振興」「ものづくり振興・企業誘致」「教育改革」「医療福祉改革」「女性のための改革」など、具体策を提示。意外に、お堅い内容になっている。

   06年12月26日のスポーツ報知は「そのまんま東氏、パフォーマンス封印」と題し、

「選挙カーを使い、なるべく多くの県民にマニフェストを訴えていく堅実路線を取る。著名人などへ応援演説の依頼もしておらず、東氏の選挙運動は、芸能人としては異例の地味なものになりそうだ」

   と報じている。
   東氏と接戦を演じている川村氏、持永氏はともに官僚出身のお堅い対立候補。談合事件の後で真面目さが求められる選挙とあって、「タレント」としてのイメージをあえて払拭することで、東氏は意外な健闘を見せているようだ。ただ、宮崎県の有権者の3~5割は支持者を未だ決めていない模様で、情勢は流動的。21日の開票ですべてが決することになる。

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