2024年 4月 28日 (日)

入門向けデジタル一眼レフ カメラメーカーの発売相次ぐ

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ソニー新規参入に強い危機感を覚える

   カメラメーカーが入門者向けの新型カメラを相次いで発売したのは、カメラ事業から撤退したコニカミノルタの技術やブランドを引き継いだ電機の巨人・ソニーが06年7月、新規参入したことに強い危機感を覚えたためだ。ソニーが発売した入門者向けの新機種「α100」は、珍しさもあって好調な出足を記録。ソニーは同月の国内一眼レフ販売シェアで、いきなり2割以上を獲得して3位に躍り出た(調査会社BCN調べ)。

   ただ、キヤノンの「デジタルX」を皮切りにカメラメーカー各社が入門機種の品ぞろえ強化に乗り出したことで、ソニーのシェアはその後徐々に低 下。12月には5%台にまで落ち込んだ。06年の年間販売シェアで見ると、強さを発揮したのは結局カメラメーカーで、国内販売台数別シェアはキヤノン44%、ニコン33%。2強合計のシェアは前年比で3ポイント下がっただけ。3位は、独自の手ぶれ補正機能を搭載する「K100D」を7月に投入したペンタックス(9%)で、上位3社の順位は昨年と同じだった。

   そして今春、対応が遅れていたオリンパスに加え、ニコンも「D40」の姉妹機種を追加する投入と発表。カメラメーカーの攻勢は一段と強まる。カメラ本体だけでなく交換レンズやアクセサリー類も過去からの資産として豊富に取りそろえてあり、カメラメーカーの優位を新規参入組が崩すには、まだまだ時間がかかりそうだ。

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