ペマ・ギャルポ氏が参院選出馬会見

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   国民新党は2007年5月18日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開き、07年7月の参院選に出馬を表明している桐蔭横浜大学教授のペマ・ギャルポ氏を同党の比例区候補として公認したと発表した。

ペマ・ギャルポ氏(左)と綿貫民輔・国民新党代表(右)
ペマ・ギャルポ氏(左)と綿貫民輔・国民新党代表(右)

   ペマ氏は1953年にチベットで生まれた。1959年にダライ・ラマ14世に従ってインドに亡命、難民キャンプ生活を経験した後、1965年に来日した。最近ではテレビでのコメンテーターなどで活躍しており、05年11月に日本に帰化した。
   ペマ氏は会見で

「この40年間、日本で生活してきて、全部日本人の世話になってきた。この恩返しをしたい。今の日本の政治に、一番必要なのは主体性だ。少しでも流れを変えることに貢献できるのではないか」

などと出馬への抱負を述べた。チベット問題への取り組みについて問われると、

「日本の皆さんは『冷戦は終わった』というが、冷戦構造はモンゴルで止まってしまっている。アジアにおいては植民地政策があるという事実があるということは認めないといけないといけない」

と、この問題へのこだわりを見せた。

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