激論「太田総理」で騒動 民主議員が「お詫び」

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   日本テレビのバラエティ番組「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中。」のなかで民主党議員がした発言がネット上で騒動になり、議員がホームページで謝罪する事態にまで発展した。番組では、「少年法」をめぐって、お笑い芸人、女優や小学生までをも交えて大激論が交わされていたが、熱くなった議員が「気の緩み」からか問題発言をしてしまった。

「悪いことをした子ども達は、それなりの事情があって」

民主党議員のバラエティ番組での発言がネット上で「騒動」に発展 (日本テレビより)
民主党議員のバラエティ番組での発言がネット上で「騒動」に発展(日本テレビより)

   「太田光の私が総理大臣になったら」は、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光さんを「総理」役、田中裕二さんを「秘書」に見立て、国会の議場に似せたスタジオで現職議員やゲストを交えて討論するという番組。番組冒頭には、太田「総理」などから斬新な「マニフェスト」が提案され、討論ののち、最後には多数決で「可決」「否決」を決める。
   2007年6月29日の放送では、お笑いタレント・カンニング竹山さんが「少年法を廃止します」という「マニフェスト」を掲げ、現職の自民・民主議員や女優、お笑い芸人、アイドル、高校生、小学生などの様々な経歴・立場の人たちによって、大激論が交わされた。

「人を殺す少年をそんな軽い刑で処分していいのか。被害者は納得しない」(女優・高田万由子さん)
「凶悪犯罪は少年法だけで裁けないところまで来てるんじゃないか」(カンニング竹山さん)
「少年法を誤解している。少年法の目的は子供たちの矯正機会を与えて再生すること。再教育が目的で、罰が目的じゃないんです。竹山さんがおっしゃるようなことをやるんだったら別の法律を作らなきゃいけない」(民主党・原口一博議員)
「厳罰を求めるのが被害者の意識」(山本モナさん)
「重大犯罪を犯さざるを得ないという状況に目を向けることこそ大切」(民主党・群和子議員)
「罰の目的は進歩。重い罰をあたえることは、その子を大きく進歩させる」(戸塚宏・戸塚ヨットスクール校長)

などなど、様々な意見がスタジオに飛び交った。最後に、01年3月に17歳15歳の少年2人に息子が暴行され殺害された青木和代さんが出演。「私は、法律は弱い立場の人を守るためにあるものだと思っていたが、加害者を擁護し、死人は口なし(だった)」「政治家は弱い立場の人のために法律を見直していただきたい」と思いのたけを述べた。結局この「マニフェスト」は、賛成15、反対10の賛成多数で「可決」されたが、青木さんに対して、民主党・平岡秀夫議員が

「その加害者の人に、その、死の恐怖を味あわせるという気持ちで、あれですかね、私は、青木さんが本当に幸せというか、納得できるとはちょっと思えないんですね。むしろそういう悪いことをした子ども達は、それなりの事情があってそういうことになったんだろうと思いますけど・・・」

などと発言したことから、ネット上ではこの放送後に大きな騒動に発展。動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」にはこの放送の動画が複数アップされ、閲覧数は合計で14万を超えたほか、動画についてのコメント欄にも平岡議員を批判するコメントが100件近く書き込まれた。

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