2024年 5月 5日 (日)

テレビ局「選挙特番」ウォッチ 日本テレビ「ZERO × 選挙2007」
最大の目玉、紳助と丸山弁護士のトークは「不発」

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   番組冒頭のスタジオで、キャスターの島田紳助と、東国原宮崎県知事というお笑い界の「大物」のツーショットが実現した。紳助は、開票結果がどうなるかドキドキしていると告白し、

「隣の知事がたくましく見えて仕方ない」

と、発言。二人の「掛け合い」に興味をそそられたが、意外にも紳助はスルー。というか、紳助は番組を通してテンションが上がることはなく、「ZERO」本来のキャスター村尾信尚にメインを預け、村尾を支えるような立場で当たり障りのないコメント、質問を繰り返した。そういえば紳助は選挙日当日まで、フジテレビ「27時間テレビ」に出演。そこで力尽きた?とまで思わせた。それほどいつもの紳助ではなかった。

   やがて、紳助に何が起こっているのかわかるようになる。今回の参議院戦に出馬した弁護士の丸山和也の存在である。

   「ZERO」では、何度か丸山弁護士の事務所にカメラを向けた。「こちらは丸山事務所です」「丸山さんはいますか?」という放送が入るたびに、紳助の異常に緊張する表情がカメラに映し出された。

「『行列のできる法律相談所』で引き取ります」

   紳助と丸山は日本テレビ「行列のできる法律相談所」の司会と弁護士(コメンテーター)の間柄。普段から二人は仲がいいらしく、無名だった丸山を、全国区のタレントとして育てたのは紳助なのである。紳助と丸山のトークは、今回の「ZERO」選挙特番でも最大の目玉。紳助は丸山の当落を相当心配していたようで、また、力を温存し丸山へのインタビューに全力投球するつもりだったのだ。しかし、丸山は最後まで現れなかった。

   「ZERO」選挙特番の第1部が終了したのは23時25分ごろ。紳助は丸山にインタビューできなかったことを非常に残念がった。そして、全てが吹っ切れたような明るい表情になって、

「丸山弁護士と対論できなかったのは残念。この続きは国会か、『行列のできる法律相談所』で引き取ります」

と話した。今回の選挙のことを『行列~』に出演する丸山に聞くのだろうが、なぜ「国会」という言葉が出たのか、気になるところだ。「ZERO」選挙特番の第2部は、スタジオで討論形式で進められたが、ここにも紳助がいて、一部とは別人のように元気にしゃべりまくっていた。

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