2024年 4月 28日 (日)

「恥知らず」の言葉まで飛び出した 日経と週刊現代の「全面対決」

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「今後も、週刊誌記事の『剽窃』の違法性を主張」

   一方の週刊現代編集部は、およそ600字に及ぶコメントを寄せた。それによると、日経の記事については

「弊誌スクープ記事においても、日経新聞は恥知らずな行為を堂々とおこないました」

と、「日経記事はパクリ」との認識を変えておらず、日経からの抗議書についても

「同社がなにを根拠に抗議書を送りつけてきたのか理解に苦しみます。開き直りとも取れる行為です。無論、今後、日経新聞に対して謝罪や訂正をおこなうつもりは毛頭なく、今後も、週刊誌記事の『剽窃』行為の違法性について主張していきたいと考えています」

と、「全面対決」の様相だ。

   もっとも、今回の赤城農相の報道に限って言えば、同紙が前々から「週刊現代」の記事とは別に独自取材を行い、たまたま掲載のタイミングが同誌と近かった、という可能性も否定できないところだ。

   週刊現代のコメントでは

「弊誌『週刊現代』に限らず、週刊誌をつくるものにとって、誌面の剽窃、つまり盗用行為は長年の懸案事項です」

とあり、「パクリ問題」は今回の件に限ったものではない、と指摘している。確かに、同誌では4月21号でも「週刊誌をパクる新聞・テレビよ 恥を知れ!」との記事を掲載。記事中には週刊新潮や週刊文春の編集長も登場し、一様にネタがテレビや新聞にパクられることについての「慨嘆」を披露している。

   もはや、週刊誌業界全体が抱く「積年の恨み」といった雰囲気さえ漂っている。

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