2020年 6月 6日 (土)

ミクシィPC向けPV頭打ち 若年層取り込みに躍起?

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   国内最大手SNSのmixiを運営するミクシィが2007年の4月~6月の実績を発表、増収増益となったが、PC版のページビュー(PV)が頭打ちになり、「アクティブ率」が低下するなど、不安材料も少なくない。このため、ゲームを使えるようにしたり、これまでは「18歳以上限定」としていた規則を緩和するなどの施策を打ち出した。安定した広告収入を得るために躍起になっているためではないか、との見方も出てきた。

広告拡大がミクシィの「生命線」

mixiの収益の大半が広告収入によるものだ
mixiの収益の大半が広告収入によるものだ

   ミクシィは2007年7月31日、07年4月~6月期の単独決算(単体)を発表。売上高が06年同期比2.4倍の21億4,900万円、経常利益が2倍の9億1,300万円と、大幅な伸びを見せた。同社は求人サイト「Find Job!」も運営しているが、売り上げの大半が、SNSのmixiによるものだ。今回の業績の伸びはユーザーの属性に合わせて配信する「ターゲティング広告」の好調が寄与したとされている。

   とは言っても、すべてが「順風満帆」という訳でもない。PC版のPV(ページビュー)と、3日以内に1度でもアクセスしたユーザーの割合を示す「アクティブ率」が頭打ちなのだ。07年1月~3月と比較すると、PCのPVは69.1億から約64.8億、アクティブ率は約64%から約62%へと、それぞれ減少している。

   もっとも、モバイル版のPVは40.3億から52.7億に大幅な伸びを見せており、決算会見の席で笠原健治社長は「PCユーザーがモバイル版に移行したのではないか」という分析をするとともに、アクティブ率については、06年に登録したユーザーの数字が良くないとした上で、「06年はIPO(株式上場)を行うなど伸び盛りだった時期で、興味本位に登録したユーザーが多いのかも知れない」との見方を示した。

   同社の売上高のうち、広告によるものは16億7,122万円で、77.8%を占める。広告ビジネスを拡大していくことが同社の「生命線」ということになるが、ITジャーナリストの井上トシユキさんJ-CASTニュースに対して、現状の課題について、このように解説する。

「これまでは、『ネット発の犯罪やトラブル』といえば、2ちゃんねるを発端とした者がほとんどでしたが、『ミクシィ発』のものが増えるにつれて、『閉じられた空間だから安全』という『安全神話』が崩れてしまったんです」
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