2024年 4月 25日 (木)

自民大物と「北朝鮮外交」 女性ジャーナリスト汚れた素顔

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中国・大連で行った北朝鮮高官との会談に同行

   こんな二瓶容疑者だが、04年4月に、平沢勝栄衆院議員と、当時は女性スキャンダルで落選中だった山崎拓氏が中国・大連で行った北朝鮮高官との会談に同行していたことから、世間の脚光を浴びることになった。だが、平沢・山崎両氏に取り入っているように見えながらも、実は二瓶容疑者が国益に反することをしていたのではないか、と指摘するのが、週刊文春04年10月28日号だ。同号によると、二瓶容疑者は、日本の交渉相手であるはずのソン・イルホ外務省副局長に電話をし、

「今回の内閣改造は、(北朝鮮には)いい状況、いい雰囲気になっています」

などと政治情勢を伝えたり、拉致議連や「家族会」の様子も報告しているというのだ。

   仮にこれが本当であれば、「売国奴」とのそしりも免れない。

   では、朝鮮半島情勢の目から見た二瓶容疑者の実力や知名度はどうなのか。コリア・レポートの辺真一編集長に聞いてみると、

「ここ数年をのぞくと、全く無名ですね。ここ数年で北朝鮮問題に首を突っ込んで、良い意味でも悪い意味でも脚光を浴びている、という感じです」

との答えが返ってきた。辺編集長によると、人道支援NGO「レインボーブリッヂ」事務局長の小坂浩彰氏も02年の小泉訪朝以降に突然脚光を浴びたことから、業界内では

「男の小坂、女の二瓶」

という呼び方もあったという。なお、小坂氏は厚生労働省の補助金をだまし取ったとして逮捕・起訴され、現在は公判中の身だ。

   一方の二瓶容疑者は、休刊が決まったばかりの「現代コリア」03年12月号に

「議員外交よりコワイ『NGOレインボーブリッヂ』の北朝鮮外交」

という記事を寄稿、小坂氏を非難している。それが小坂氏と同じ「逮捕という境遇」になったのは皮肉だ。

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