2024年 5月 4日 (土)

コンテンツビジネスの東京一極集中打破狙う 
「関西から世界へ」アジアコンテンツマーケット開幕

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

「関西は中国や韓国と連携して世界市場へ」

成長著しい中国からはアニメ制作会社などが出展する
成長著しい中国からはアニメ制作会社などが出展する

   「今回のアジアコンテンツマーケットの目的は、関西のデジタルコンテンツ企業が世界市場に打って出る基盤を作ること」と話すのは、主催するCrIS関西実行委員会の海部奈緒子・大阪府バイオ・成長産業振興課統括主査だ。アニメや映画、出版など既存のコンテンツビジネスが東京に一極集中している現状を打破し、関西発の新しいビジネスモデルを世界に向けて発信する狙いが込められている。

   アナログコンテンツと違い、デジタルコンテンツの場合は流通上の制約が少なく、エリアを問わずに発信できるという特性がある。そのため、関西の企業にも世界に向けてビジネス展開するチャンスが十分にある。また、東京中心の既存のコンテンツ産業は欧米志向が強い。そこでコンテンツビジネスの「空白地帯」である中国や韓国などの企業と連携しながら、関西の企業が世界のマーケットに進出する足がかりを築こうとしている。

   CrIS関西実行委員会の黒木啓良・近畿経済産業局コンテンツ産業支援室企画調整係長は「この種のイベントが東京以外の地域で開かれることは珍しいが、約100の企業・団体が参加して盛況な展示会となった。しかし、この1回で終わってしまっては意味がない。コンテンツ産業によって関西の経済界が活性化していくように、今後何年も続いていくようなイベントとして育っていってもらいたい」と話している。

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