2018年 7月 19日 (木)

価格高騰「金騒動」広がる 問い合わせ殺到で電話パンク

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   金の価格がすごい勢いで高騰を続けている。貴金属事業を展開する田中貴金属グループによると、2008年1月10日の販売価格は1グラムあたり3288円、買取価格が同3226円で、3日前(7日)と比べても103円上昇した。1月7日と10日にはフリーダイヤルがつながりにくくなるほど、問い合わせが殺到。地金を取り扱う店も、売却したいお客で、てんやわんやの混乱状態だという。一方、東京都内の質店ではゴールド・ジュエリーを持ち込む人が増えていて、ちょっとした「金騒動」になっている。

順番待ちの列ができ、数時間待たなければ応対できないほど

価格の高騰が続いている「金」
価格の高騰が続いている「金」

   田中貴金属工業の話では、「これほどの右肩上がりが続いている例は、記憶にありません」(貴金属部)という。金価格の高騰は、2007年夏以降の米サブプライム問題をきっかけとした世界的な株安によって、投資資金が商品相場に流入していることが背景にある。「金の市場は株式市場に比べると圧倒的に狭いマーケットなので、大量の資金が流れ込むと、それがすぐに価格に大きな影響を及ぼすことになるんです」と説明する。

   同社が取り扱う金の買取価格は07年12月11日に1グラム3000円台に乗り、この1月10日には前日比1円高の3226円に達した。前年同日の価格は2438円だったから、じつに788円も上昇したことになる。

   この金価格の高騰で、田中貴金属グループのジュエリー・ショップには「利益を確定しよう」と地金を持ったお客が殺到している。店頭では順番待ちの列ができ、数時間待たなければ応対できないほどになっている。「確かな数字はわかりませんが、ふだんの4、5倍のお客様になっています」と話す。

   フリーダイヤルでの問い合わせも殺到して、回線がパンク寸前。同社はホームページで、7日と10日の2度にわたり「お詫び」している。

町の質屋に壊れたアクセサリーを持ち込む人

   「金騒動」は、町の質屋にも及んでいる。東京・立川などの5か所で質店を営む「サンヤ」(太田屋木村質店)のホームページには「金・プラチナの壊れたリングやネックレスも買い取ります」との謳い文句がある。本当に壊れたアクセサリーを持ち込むような人がいるのか、とJ-CASTニュースが問い合わせたところ、「そういった方もいらっしゃいます」と話す。この質店の金の買取価格はK24の地金などが1グラムあたり3000円、K18のネックレスや指輪が同2220円。(ただし、実際の買い取りは15グラム以上から)。3か月ほど前と比べると200円程度上昇しているという。

   1日1か店あたり数十人と、金のアクセサリー類を持ち込む人が増える一方で、店頭での販売のほうは横ばい程度。ただ、「わたしたち質店は持ち込まれた品物をいかに買うか、が勝負なんです。(壊れた指輪なども)しっかり買い取り、その後は店頭販売以外でも国内外にいろいろルートがありますから、そこを通じて売買しています」としている。歯科技工士の廃材地金も買い取りの対象になるそうだが、半面、時計などは「金」が入っているから高値になるというものではないらしい。

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