2024年 4月 29日 (月)

雅子さまに同情的な英タイムズ 「日本人」から反発コメント

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「皇室の儀式に参加することを拒んでいる」といった見方

   タイムズ紙の記事には、コメント欄が開設されていた。そこに寄せられた10件ほどのコメントを読むと、なんと日本人とみられる人からの反論に近い意見が多いのだ。例えば、大阪に住むという日本人とみられる「ユウスケ」さんは、次のように書き込んだ。

「西洋人の方は、このような感情的でステレオタイプの物語がお好きなように思えます。しかし、我々日本人は、雅子さまに自ら矛盾のある行動を説明するよう求めているのです。彼女に懐疑的なのは、皇太子妃として最重要な義務である皇室の儀式に参加することを拒んでいるからです。また、日本の文化を尊敬せずに西洋文化だけを尊敬していること、さらに、外国へ行けないなどと自らの不幸な状況についていつも不満を言っていることなどがあります。たぶん彼女は、パリス・ヒルトンのようなセレブ生活を夢見ていたんだと思います」

   また、英国リーズに住むという匿名の「日本人女性」は、皇后の美智子さまが健康を損なうほどまで多忙な公務に励んでいることと比較して、次のように述べた。

「皇太子さまや雅子さまは、ご両親とは反対です。多くの人は、マスメディアの情報から、お2人の関心が国民にはなく、自らの楽しみにあると感じ始めています。だから、皇室のこのような状況は、改善されなければなりません」

   批判としては、このほか、公務をしないなら御所で休んでいるべきだ、問題のポイントは雅子さまの教育ではなく奇妙な行動や病気にある、などが寄せられた。いずれも日本人名や日本人を名乗っていた。

   もちろん、雅子さま擁護のコメントも多い。外国人とみられる人が主で、台湾に住むという「Y.C.」さんは、「雅子さまへの批判は、偽善であり、現代女性が古い組織に打ち負かされることを楽しんでいる」と指摘した。また、京都に住むという「サラ」さんは、「雅子さまは、皇太子妃としての生活が期待していたようなものでなかったから、精神的な病気になった。そして、我慢と犠牲の生活をしなければならなかった」と述べた。

   日本の週刊誌も、バッシング一辺倒ではない。週刊現代の08年1月19日号の記事では、雅子さまに詳しいノンフィクション・ライターが「(雅子さまの)『適応障害』の原因となる認知の歪みのため、私的外出とご公務では緊張の伴い方がまるでちがうという。雅子妃はご公務や皇室行事を大切に思い、成し遂げたいという気持ちが強いため過度に緊張されるそうだ」と言及している。しかし、こうした考慮すべき事情を知っても、雅子さまの言動は憶測を生むらしい。

   宮内庁は、一連の報道について、どう考えるのか。J-CASTニュースが取材すると、報道室の担当者は、

「今は準備が整っていませんので、私どもの方でお答えできることはありません」

と繰り返すのみだった。

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