ディズニーの新作アニメのキャラクターが、歌うバーチャルアイドル「初音ミク」そっくりに見えると、ネット上でちょっとした騒動になっている。ディズニーといえば、これまでも日本のアニメ「ジャングル大帝」「ふしぎの海のナディア」など、「酷似」といわれる作品があるだけに、ファンたちがディズニーアニメに少々過敏になっているようだ。似ていると騒がれているのは「ファイアボール」のキャラクター「ファイアボール」のキャラクター「ドロッセル」(左)と「初音ミク」(右)が似ているとの声があがっている「初音ミク」に似ていると騒がれているのは、ウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナルジャパンが製作した「ファイアボール」のキャラクター「ドロッセル」。「ミク」は2次元アニメ風に描かれたアンドロイドで、「ドロッセル」は3次元CGで描かれたロボットという違いはあるが、髪型がロングツインテール、ミニスカート、ポーズなどが似ていて、「なんだか変だ」と感じた人が多かったようだ。ちなみに、ディズニーはこれまでアニメーションの企画を全て米国で行ってきたが、近年は変わりつつあり、3DCGアニメ「ファイアボール」は、日本市場に向けて日本国内で企画・製作した初めての作品。放送は2008年4月7日にUHF放送「東京MX」。ケーブルテレビ「ディズニー・チャンネル」では08年4月11日に予定されている。この2つのキャラクターが似ているとネットで話題になったのは08年3月11日頃から。掲示板やブログで多数取り上げられた。「クレームを出すことは考えていません」そこには、「全体的に(?)似てる気もするし、デザした人もちょっとは意識してるカモじゃないか」などというカキコミが現れた。「2ちゃんねる」にもスレッドが立っていて、「画像見たらほんとにそっくりでワロタ」「ここまで偶然似る確率は核爆発の爆心地にいて助かる確率より低い」「セーフではないがディズニーの力でセーフだな」などのカキコミが出ている。もっとも、「ツインテールだったらなんでも初音ミクに見える病気です」というものもある。ホントのところはどうなのかと、「ミク」を製作し著作権を持つクリプトン・フューチャー・メディアに取材すると、「ネットで話題になっているのは知っています。あちらの製作サイドの意図は私どもにはわかりませんが、特に、あのレベルでは確実に似ている、とはいえないのではないでしょうか。こちらからクレームを出すことは今のところ考えていません」ということだった。
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