ヤフーオークションに「ヤクザの名刺」を出品していた人の取引ページが、2008年3月17日ごろに突然「停止」になり、ネット上でちょっとした騒ぎになっている。「売り主の身元がバレたら相当面倒な事になるのでは」などというカキコミもネット上に出ていたからだ。「三代目○○一家○○組若頭」など6種類落札者からの評価は意外に良いこの出品者のヤフオクのページには、売買履歴が残っていて、それを見るとヤクザ関連のものがほとんど。DVDや、雑誌、書籍など約50品が並んでいる。その中に、問題の名刺が6種類あって、現物の写真は出していないが、「三代目○○一家○○組若頭」「○○会常任理事○○一家渉外委員○○組組長代行」「○○組若頭代行 現在 二代目○○組若頭」などと説明が書かれている(注:○○は実名)。出品した名刺の説明の中には、「裏面に御本人の電話番号がボールぺンで記入されていますのでご了承ください」という但し書きや、「組」の歴代総長を紹介しているものまである。オークションは半日で打ち切るなど、早めに「店仕舞い」しているのが特徴で、1枚1万7000円と高値で取り引きされているものもある。出品者に対する質問コーナーでは、「○○会系の名刺はありませんか?」に対しては、「あります。今出品しています」「○○組の名前は入っていますか?」には、「○○組の名前入ってます。○○組の代紋も入ってます」などと答えている。出品者の購入者からの評価は意外と高い。売主の身元がバレたら大変なことに?ネット上では、なぜこのような名刺の需要があるのか、という議論も起きていて、「これは冗談抜きで、不動産屋とか、その手の方なら、相当役に立つと思いますよ」という推測が出ていたりする。また、売主の身元がバレたら大変なことになるのではないか、という心配も出ている。この出品者の取り引きが08年3月17日ころに「停止」になったことがわかり、「停止中になっているけど大丈夫!?」「足がついてやばい状況になってなきゃいいけど・・・・」などと出品者を心配するカキコミも出ている。J-CASTニュースがヤフーに取材すると、同社広報は、「『停止中』という表示の場合は、当社側の判断で停止しています。停止は利用規約に違反した場合で、利用者側からの苦情、偽ブランド、詐欺など様々な理由が考えられます」ということだった。
記事に戻る