団塊大量退職に悩む紳士服業界 「おしゃれ」スーツで巻き返し

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   団塊世代の大量退職で紳士服のマーケットが急速にしぼんでいる。大手紳士服メーカーでは近年、団塊ジュニア世代をターゲットに「おしゃれ」で高額なスーツを販売し、巻き返しを図る動きが出てきた。

丸井とオンリー「多くの若者を取り込みたい」で一致

   小売り業の丸井グループは、紳士服の製造・小売りで、大阪証券取引所のヘラクレスに上場するオンリー(京都市)と資本・業務提携すると、2008年4月15日に発表した。丸井は、低価格スーツからオリジナルブランドまで幅広い支持を得て、若者に強いオンリーをテナントに迎え、集客面などの相乗効果を期待する。

   オンリーは低価格の「ザ・スーパースーツストア」と、オリジナルブランドでテーラーメイド(注文服)の「インヘイル・エクスヘイル」を扱う店舗、イタリアからの輸入品で1着50万円超はする高級紳士服のブランド「タイ・ユア・タイ」などを扱うアウトレット型ショップの、価格帯の違う3タイプの店舗を全国60か所に展開している。

   丸井との提携について「当社は20歳代、30歳代をメインターゲットにしており、丸井の若い顧客層とマッチしている。丸井に出店することで、東京などでさらに売り場を確保したい」と説明する。大手紳士服専門店の店舗網が郊外型中心なのに対して、「都市型店舗の展開」で他社と差別化する狙いもある。販売する商品については「現在検討中だが、主力は2万~3万円前後のビジネススーツになる」という。

   一方の丸井は、自社ブランドをオンリーの店舗で売ってもらう。「丸井ブランド」の紳士服は、オンリーが「ザ・スーパースーツストア」で扱う低価格のビジネススーツより1万~3万円ほど高いので、商品の相互補完が見込めるとしている。

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