2024年 4月 19日 (金)

中古車買取の保険めぐり 出版社社長ガリバーにかみつく

   趣味の車雑誌を出している大手出版社の社長が、ブログで中古車買取会社ガリバーのやり方を批判している。買い取り後に事故車などと判明した場合のために保険に入るよう勧められたことへの意見だ。ガリバーでは、「任意で入ってもらう保証制度で、法的に問題はないと確認しています」と反論している。

事故車判明に備えて保険加入求める

ガリバーの保証制度を批判した笹本健次氏のブログ
ガリバーの保証制度を批判した笹本健次氏のブログ

   ガリバーインターナショナルの買取方法を批判したのは、月刊誌「カー・マガジン」などで知られるネコ・パブリッシング社長の笹本健次氏(58)。笹本氏は、個人ブログの2008年5月20日付日記で、「ガリバー商法にはビックリです」と題して、自らの中古車査定の体験について書き込んだ。

   笹本氏は日記で、いくつかの業者を回って、一番高額の価格提示があったガリバーに決めたと報告。しかし、契約の段階になって、次のようなことをガリバー側から言われたというのだ。

「万が一、重大なトラブル、例えば、事故車であったとか、があった場合、請求をしないで済むように保険に入ってくれ」

   「この言葉には呆れ返った」という笹本氏は、こう反論する。

「それなら、なぜ査定をしたのか理解できないし、その時、チェックできなければ、それは買った人のリスクではないのか。また、そのような事態を避けたければ、買った側の費用で保険に入るべきで、売る側の費用負担ではないはずだと思う」

   そして、「お客さんに高い値段を設定したいからです」というガリバー側の説明については、「これは、語るに落ちていて、それなら、保険料分だけ引いた額を提示されたほうが、余程、客としては、気持ちが良いはずだ」と主張した。

   笹本氏は、買い取り後のことも言うガリバー側に対し、「ルール違反」だとする。さらに、「見抜けなかった責任を売り手に押し付けようというのは、到底信じられない。こうした見せ掛けの高値につられて、ガリバーに持ち込み、実際は、余計な費用が掛かり、いやな思いをしている人はかなりいるように思う」と批判している。

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