2024年 4月 20日 (土)

富山の「薬売り」がピンチ 新制度でコンビニでも薬販売が可能に

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09年度からの新制度で取り巻く環境さらに厳しく

   こうした中、追い打ちをかけるように09年度から新制度が始まる。

   厚生労働省は09年度から、登録販売者制度を開始する。これまでは薬剤師がいる店でしか医薬品を販売できなかったが、この新制度では試験に合格すれば扱いが可能になる。コンビニエンスストアなど薬局以外でも医薬品が販売できるようになるため、配置薬業者を取り巻く環境は厳しさを増しそうだ。

   富山県の業者の平均年齢は63歳と高齢で試験勉強はかなりの負担だが、勉強会を行い、必死に合格を目指している。試験は08年8月12日の関東地方を皮切りに、順次行われる。

   医薬食品局総務課の担当者によると、既存の業者は経過措置として業務が認められる。しかし、有資格と無資格では扱える薬が異なる。医薬品の485成分のうち登録販売者が扱えるのは474成分だが、資格がないと従来通りの270成分しか扱えない。製品数でみると「現段階で2~3品目増える程度」(富山県薬業連合の担当者)で当面影響は少ないが、今後品目が増えると打撃は大きい。

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