2024年 4月 29日 (月)

イマドキの「花嫁事情」 式の前に97%がエステ通い 

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   一生に一度の晴れ舞台、結婚式を最高に美しい状態で迎えたいというのは、世の女性の願いだ。そんな気持ちの現れなのか、挙式前にエステを受けた、または受ける予定だと答えた花嫁が全体の97%に達するという調査結果が出た。かける費用は「5万~10万円」がもっとも多く、ここぞとばかりに気合いを入れて臨むイマドキの花嫁像がうきぼりになっている。

かける費用「5万~10万円」一番多い

初回のカウンセリング予約もできる「ブライダルエステナビ」
初回のカウンセリング予約もできる「ブライダルエステナビ」

   リクルートが発行する結婚情報誌「ゼクシィ」の調査によると、挙式前の花嫁を対象にした「ブライダルエステ」を受けた、または受ける予定だと答えた人が全体の97%という高い割合を占めた。「ウエディングドレス姿を最高に美しくしたい」「結婚式は写真に残るから」というもっともな理由が多いが、なかには「花嫁としての身だしなみのひとつ」という意見もあった。調査は2008年7月23日~9月18日、Web版「ゼクシィnet」で女性288人に行った。

   ブライダルエステでもっとも人気のメニューは顔の施術「フェイシャル」だ。マッサージやパックをして肌の状態をよりよくする。美白効果のあるビタミンCなどの有効成分をイオン化して、微弱な電流で肌の奥まで浸透させる「イオン導入」や、弱い酸を塗って古い角質を溶かし、細胞を新しくする「ピーリング」といった本格的な施術を行う人もいる。即効性があるので、挙式ぎりぎりの駆け込み利用でも効果が得られるのが人気のようだ。

   ついで多いのが、産毛を剃ってメイクのノリをよくする「シェービング」だ。女性はそんなに濃くないから剃る必要がないと思いがちだが、式場で強いライトに照らされると意外と目立つのだ。そのため顔だけでなく、背中やうなじといった自分では手の行き届かない場所を剃ってもらう人も多い。

   通常のエステと異なり、挙式の数週間~1カ月前の短期間に集中して行うのもブライダルエステの特徴だ。かける費用は「5万~10万円」がもっとも多く、「3万~5万円」「10万~30万円」と続く。少数派では30万以上かけるという人もいる。費用は約8割の花嫁が自分持ちだ。一生に一度の晴れの日に向けて、気合いを入れて臨むのがイマドキの花嫁。「マリッジブルー」になっている暇はなさそうだ。

3~4年前から都市部のエステサロンで参入増える

   もはや「花嫁の常識」とも言えるブライダルエステだが、こんな失敗例もある。

「式2日前にシェービングしてもらった友人は、背中にかゆみが出て真っ赤に!」
「挙式直前に、エステで勧められてピーリングしたら、肌に合わずかえってボロボロになった友人。駆け込みエステはリスキーだと思いました」

   せっかくの挙式が台無しにならないためにも、エステサロン選びが重要だ。調査によると、選ぶのに参考にしているのはダントツで「インターネット」。メニューや価格が簡単に比較できるほか、口コミサイトで体験者の本音を知ることができる。

   ブライダルエステの専門サイト「ブライダルエステナビ」は、「事前の肌質・体質チェックは欠かせない」「自分にあったブライダルコースを選択・アレンジする」というようにサロン選びのポイントを初心者にもわかりやすく載せている。全国のサロンの情報も載せていて、気に入ればネットで初回のカウンセリング予約ができる。サイトを運営するIBI(東京都渋谷区)の担当者によると、

「サロンは3~4年前までブライダルエステにあまり力を入れていませんでしたが、最近は情報誌で取り上げられて認知度が高まっているほか、式場プランナーが花嫁に勧めるケースもあって、都市部のサロンを中心にメニューに加えるところが増えてきました」

と話す。

   また、ブライダルの場合、これまでエステを受けたことがない人が利用するケースが多いのも特徴だ。初心者には大手よりも、親身になって要望を聞いてくれるこじんまりしたサロンが人気なのだとか。これを機にエステにはまり挙式後も通う客もいる。ブライダルエステを始めるサロンが増えているのは、このあたりの需要を狙っているのだろう。

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