2018年 7月 23日 (月)

1泊2食付「109円」「2980円」 超価格破壊「旅行」どうして可能?

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   「109円」「2980円」で1泊2食付――こんな信じられない宿泊プランが登場し、注目を集めている。しかし、どうしてこんなプランが可能なのか?そこには意外な理由があった。

通常宿泊料金8,150円が109円

   和室2食付き、通常宿泊料金8,150円が109円。和室朝食付き、通常宿泊料金8,925円が109円。にわかには信じがたい「超格安」宿泊プランの情報が掲載されているのは、クーコム(東京・渋谷区)が運営する宿泊予約サイト「旅館ホテルのアウトレット! 直前予約のトクー!」だ。

   109円均一の宿泊プラン「トクー!市」は、毎週水曜午後3時から一斉に予約を受け付けているが、なぜこのような宿泊プランが可能になるのか。同社はJ-CASTニュースに対し、

「『トクー!市』は名物コーナーで露出も高い。広告枠と提携宿泊施設には捉えていただいている」

と明かす。「広告枠」としての活用のほか、宿泊施設側が「お客へのプレゼント」といったかたちで提供するケースもあるという。また、同サイトが90万人の会員からの会費で運営しているため、宿泊施設から一切手数料を取らない卸値による販売を可能にしている。さらに、直前まで残った空室を値下げして販売する手法も使う。こうした理由から、109円均一の宿泊プランのほかに、「2食付5,000円以下の宿」「半額以下の宿」といった割安の宿泊プランを販売できるというわけだ。

   ほかにも価格破壊は出現している。湯快リゾート(京都市)は、1泊2食付き一律7800円の旅館運営を展開。経営難の老舗温泉旅館を買い取り、合理化を進めて収益を上げているかたちだ。

別荘の「体験宿泊」で1泊2食付き2980円

   箱根・伊豆・軽井沢・南房総で1泊2食付き2980円を掲げるのは、リロバケーションズ(東京・新宿区)。といっても、こちらは別荘の「体験宿泊」ということだ。同社では、割安な一定料金を支払うと、別荘を使用したいときにだけ一定期間所有する「リゾートオナーシステム」というサービスを展開している。この「体験宿泊」は、別荘所有の魅力を伝える「手段」というわけだ。

「現地では説明会に参加していただき、物件やサービスの質を見ていただきたいと考えている。別荘と言うと高くてなかなか買いにくい、ホテルや旅館だと子どもや孫と一緒に旅行に行ってくれない。こうしたことから、別荘を実際に持って家族の絆を深めていただきたい」(同社)

   ちなみにこの「体験宿泊」では、広告費など諸費用を含めると1組で数十万円の赤字が出るという。ただ、「格安」の「体験宿泊」を通じて、別荘サービスの販売につなげたいという思惑があるようだ。

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