2024年 4月 20日 (土)

「てっとり早くお金にしたい」 不況で「服を売る」主婦急増

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   不況のせいか、洋服を売りに来る女性が最近増えている。着ない服は売って、旅行資金の足しや新しい洋服を買うお金にしよう、ということらしい。1人あたりの持ち込み量は紙袋1~2袋、中には段ボール箱に入れて大量に持ってくる人もいる。流行廃りが激しい衣類は、買ってから時間をおかずに、とにかく早く持ち込むのが高く買い取ってもらうコツだ。

状態のいいもので、引き取り価格は定価の1~2割

   洋服を売りに来る若い主婦が増えているというのは、関東で総合リサイクルショップ28店と、服飾専門リサイクルの3店舗を展開するトレジャーファクトリー(東京都足立区)だ。同社の野坂英吾社長は、

「ブランド、ノーブランドともに衣料品の買い取りが増えています。不況ですから、着ない服は売って旅行資金の足しにしたり、新しい洋服を買うお金にしたりと考えているようです。例年、衣料品の買い取りピークは衣替えをする10月ですが、今年は11月、12月も引き続き多い」

   09年2月期中間決算によると、一般客からの買い取りが伸びていて、08年3月から8月までの衣料・服飾雑貨の仕入れ高は、前年同期比135.1%の2億9052万5000円だった。同社電機製品、家具なども扱っているが、衣料・服飾雑貨が占める割合は35.5%で一番大きい。

「最近の傾向として、今シーズンの洋服を売りに来るケースが増えています。買ったけれど一度も着ていないと言って、新品の持ち込みもあります。1人あたり少なくとも6~8着、中には段ボールに2箱という方もいます」

   その場で1品ずつ査定し、提示した金額に納得してもらった上で、取引が成立する。買い取り価格は商品の状態や流行で決まる。状態のいいもので、定価の1~2割だという。また、野坂社長はこうアドバイスする。

「衣類は流行廃りが激しいので、とにかく早く持ち込むことが高く買い取ってもらうコツです。一度も着ていなくても、5年前のものだと形が古くなって売れません。2年以内が目安です」
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