2018年 7月 18日 (水)

「なぜ自分のところにだけ」 強制執行に ホリエモン憤慨

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   六本木ヒルズに住む元ライブドア社長の堀江貴文さんが東京地裁の強制執行を受けた。堀江さんに対して損害賠償請求訴訟を起こしている株主たちの申し立てによるものだが、堀江さんは「お金を支払う意思を示しているのに強制執行するのは嫌がらせだ」と反発している。

   強制執行が行われたのは2010年3月10日。東京地裁の執行官らが東京・六本木ヒルズにある堀江さんの自宅を訪れ、ゴルフバッグや大型テレビ、沖縄三線(さんしん)など5点を差し押さえた。全部で評価額は約33万円だ。

合い鍵を作って部屋に入った

   このときの様子を堀江さんは11日放送の番組「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)で、

「お昼ご飯から帰ってきたら、知らない男たちが5、6人、家にいて、『誰だ、この人たちは!』とびっくりした」

と説明した。堀江さんによれば、執行官たちは鍵職人も連れてきていて、合い鍵を作って部屋に入ったという。

   ゴルフバッグなどには差押の紙が貼られ、自由に処分することができなくなる。何もしなければ1カ月ほどで競売(オークション)にかけられるが、執行停止を申し立てる予定なので、「たぶん競売されることはないと思う」(堀江さん)という。

   今回の強制執行は、2009年5月に出た東京地裁判決にもとづくものだ。ライブドア事件で株価下落の損害を受けたと主張する株主たちに対して、堀江さんら旧経営陣と会社(現LDH)が約76億円の賠償金を支払うことを命じる内容。訴訟はまだ東京高裁で争われている最中だが、判決確定前でも仮に強制執行できる「仮執行宣言」が付いていたため、原告の一部(債権総額約800万円)が執行を申し立てたのだ。

   つまり、法的には問題ない手続きだが、堀江さんは憤慨している。LDHなどほかにも被告はいるのに、なぜ自分のところにだけ強制執行するのかというのだ。堀江さんはブログで

「確実に債権を回収しようと思えばLDHに行くのが一番効率が良い。だって営業もしてるんだし800万円くらいは余裕で回収できるでしょう。敢えて私の所に来たのは一つは嫌がらせでしょう」

と不満をぶつけた。

「うちなんか捜索してもたいしたものは出てこない」

   堀江さんはLDHからも損害賠償請求訴訟を起こされたが、208億円分の資産を支払うことで和解しており、「私のこれまでの民事訴訟分をLDHが代わって支払うことで合意している」という。堀江さんは「ミヤネ屋」のなかで、

「私は208億円を払ってほとんどスッカラカンになっている。うちなんか捜索してもたいしたものも出てこないので、あまり手荒なことはやらないでほしい」

と顔をしかめた。「ミヤネ屋」では、強制執行に立ち会ったという原告側弁護士の

「堀江氏がマスコミに出ることが多く、原告の中で被害者が忘れ去られているのではという思いがあります。原告としても堀江氏に対する責任の追及をしてほしいということです」

というコメントも紹介された。宮根誠司キャスターが「これについてどう思うか」とたずねると、堀江さんは

「私は刑事裁判を最高裁で争っている状況なので、忘れたなんてことは絶対ありえない。テレビに出ているのは、日々の生活費の足しであったり、新しい事業のための一つの投資みたいなもの。『仕事をするな』と言われるのもどうかと思う」

と反論。そのうえで、

「私は別に逃げも隠れもしないし、無駄遣いしてお金が散逸することもない。ライブドアもきちんと営業活動をしていてお金もたくさんあるので、(強制執行のような)手荒な手法でなくても大丈夫ですよ、というメッセージだけは伝えたい」

と訴えていた。

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