2019年 10月 22日 (火)

「スピッツ」ヒット曲とそっくり また中国で盗作疑惑

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   上海万博の公式PR曲の盗作騒ぎが記憶に新しいが、今度は別の中国曲が、日本の人気バンド「スピッツ」のヒット曲「空も飛べるはず」(1994年)にそっくりだ、という指摘が浮上している。

   「盗作以前のそのままじゃないか」「これでバレないと思ったのか」――2010年5月の連休に入りネット掲示板2ちゃんねるやブログで盗作疑惑を指摘する声が相次いだ。中国の歌手、大張偉さんが歌う「偏偏愛上洋葱」(2009年)のメロディが、スピッツの草野正宗さんが作曲した「空も飛べるはず」に酷似しているというのだ。

事務所関係者は「権利は日本からもらった」と主張

   大張偉さんは、元バンドボーカルでソロデビューした。「偏偏愛上洋葱」の作詞もし、ほかの曲では作曲も手がけている。問題の歌の作曲家は「Jeanne,Laurent」という、どことなくフランス人の名前のような人物だ。日本のネットで調べる限り、音楽家の「Jeanne,Laurent」は少なくとも著名な人物ではないようで、その実在は確認できなかった。このため、架空の人物ではないか、大張偉さんと同一人物ではないか、という推理をするブログもある。

   中国国内では、「偏偏愛上洋葱」の発売直後(09年夏)から、スピッツ曲の盗作ではないかとネットで指摘が出ていた。著名なネット掲示板「天涯論壇」に「メロディがまったく一緒」と声が寄せられ、ある中国語ニュースサイトには、09年8月25日、大張偉さんの事務所関係者のコメントも載った記事が紹介された。盗作だとほぼ断定し、からかうかのような調子になっている。

   記事によると、大張偉さんの事務所関係者は、「メロディの権利は日本からもらった」と主張したが、なぜ作曲者欄の名前が本来の草野さんではないのか、という記者の質問には「印刷のミスだ」と答えたという。大張偉さんを巡っては06年ごろから邦楽を含む盗作騒動が相次いでいるそうで、記事では、「パクリさん」といったニュアンスのニックネームで大張偉さんを呼んでいる。ただ、彼の人気は限定的だったこともあり、中国国内では大きな話題になるまでには至らなかった。

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