2021年 6月 24日 (木)

オヤジギャグ満載のドタバタコメディ 水嶋ヒロ『KAGEROU』の評判

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   俳優の水嶋ヒロさんの処女小説『KAGEROU』(1470円)が2010年12月15日、発売された。中身は当初の触れ込みとは大違いで、オヤジギャグ満載のドタバタコメディ。アマゾンでは厳しい評価が殺到しているが、発行部数は初日で43万部に達するという。

   水嶋さんは、齋藤智という名義を使い同作でポプラ社小説大賞に応募。大賞に輝いたが、賞金2000万円を辞退したことでも話題となった。

笑い所の分からないコメディ

厳しい評価も…。
厳しい評価も…。

   大体のあらすじはこうだ。会社をリストラされ、借金取りにも追われるヤスオが、41歳の誕生日を前に飛び降り自殺をしようとするが、その寸前に黒服の男に引き留められる。男は、臓器移植の仲介をする団体の人間で、自殺志願者のヤスオに、数千万円で臓器提供の契約を持ちかける――。

   帯には「哀切かつ峻烈な『命』の物語」と書かれていることもあり、一見シリアスな内容に思えるが、全体の雰囲気は明るい。文章は軽い感じの会話が多く、自殺を思いとどまった直後からヤスオが「イギリスならジンだな。イギリスジン、なっちゃって」といったダジャレを連発。本来なら感動的なはずのシーンにもこうしたオヤジギャグが多数挟まれており、笑い所の分からないコメディといった感じもする。

   また、物語後半で心臓病を患ったアカネという20歳の「美少女」が唐突に登場。純真で病弱な王道ヒロインだ。2人の関係を育むようなエピソードは殆どないにも関わらず、2回目に会ったときには瀕死のヤスオを膝枕で介抱。

   冴えない中年男性という設定なのに何故か若い女性に優しくされるのだ。「人を愛すると言うことはその人のために生きることであり、同時に死ねることだ。それをアカネが教えてくれた」というセリフは、水嶋さんの妻・絢香さんがアカネのモデルだと思わせる。

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