2018年 7月 23日 (月)

JAL第1四半期は黒字見通し 震災後の落ち込みから回復

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   経営再建中の日本航空(JAL)の大西賢社長は2011年6月28日午後に開いた定例会見で、東日本大震災の影響が残る4~5月累計で黒字を確保したことを明らかにした。6月は5月と比べても乗客数が回復していることから、第1四半期(4~6月期)は黒字を計上するのは確実だ。

   東日本大震災の影響で落ち込みが続いていた乗客数は、回復が続いている。震災前と比較した場合、国内線は、4月は15%減だったのに対して、5月は10%減と5ポイント回復した。

国内線、国際線ともに、前年比100%の水準に

会見でお披露目されたボーイング787型機のモデルプレーン。12年4月に、新設される成田-ボストン線に投入される
会見でお披露目されたボーイング787型機のモデルプレーン。12年4月に、新設される成田-ボストン線に投入される

   6月は5%減を見込んでおり、さらに5ポイント回復している。国際線についても、4月は20%減少で5月は15%減。6月は10ポイント改善して5%減。国内線、国際線ともに、前年比100%の水準に近づきつつある。

   収支ベースで見ると、例年航空需要が落ち込む4月は赤字を計上したものの、5月は単月黒字を計上。4~5月の累計でも黒字を計上する見通しだ。大西社長は明言しなかったものの、6月の乗客見通しを踏まえると、4~6月期の四半期決算は黒字となるのは確実だ。

通期で900~1000億円程度の営業黒字計上の見通し

   更生計画によると、12年3月期に757億円の営業利益を見込んでいるが、この回復基調が続いた場合、経営破たん前で最も多い営業利益900億円を計上した07年度(第1四半期は85億円の営業赤字)のケースを踏まえると、通期で900~1000億円程度の営業黒字を計上するとみられる。

   全日空系の格安航空会社(LCC)の「ピーチ・アビエーション」については、

「(就航路線がJALと)かぶっているのは関空-札幌だけ。当面は、大きな影響はでない」

とし、現時点での影響を否定した。

   夏のボーナスが復活することについても、11年3月期に更生計画比3倍の営業利益1884億を出したことを理由に、

「社員の頑張りにこたえた。社長として、これは出して然るべきだろうと思って、出させていただいた」

と、理解を求めた。

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