2024年 3月 29日 (金)

格安ブライダルプランが人気 「費用はご祝儀の範囲内で」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   「ファスト婚」「スマ婚」などと銘打ち、通常より大幅に安い価格を打ち出したブライダルプランが人気を呼んでいる。

   厳しい経済環境に加え、「車離れ」に象徴されるような若者の価値観の変化が背景にあるとみられ、低価格婚ブームは今後、じわじわと広がりそうだ。

好きな会場で持ち込みも自由

   インターネット上で飲食店情報を提供する「ぐるなび」は2011年6月、形式ばらずに親しい親族や友人だけを招く「お披露目会ウエディング」の提供を始めた。食事代として1人5000円からという格安の挙式披露宴ができる。利用者はレストランやボウリング場、ダーツバーなど好きな会場を選び、ドレスやケーキの持ち込みも自由という手軽さだ。

   第1段として、7月末に東京・隅田川を巡る屋形船を会場に式が開かれた。式を挙げた新郎新婦は資金不足から結婚式をあきらめていたが、「手軽に低料金で式を挙げられる」として、このプランを利用することを決めたという。

   従来の結婚式は、挙式、披露宴と合わせ平均300万円は下らないとされる。しかし、頭金一律16万8000円で挙式と披露宴を催すサービスを始めた企業もある。2次会幹事代行業、メイションの「スマ婚」だ。スマートな結婚式の略らしい。一昨年春に大阪、名古屋でスタートしたところ大好評で、昨年からは東京でもサービスを開始した。

   ウェブ企画製作会社、ユニクエスト・オンラインの手軽なブライダルプラン「ファスト婚」もメイションと並ぶレベルの低価格婚を提供している。いずれも、自前の式場は持たず、各式場に格安のプランを提示してもらい、価格競争を促す仕組みだ。予約が少ない平日に限るという条件などがつくが、食事会などのオプションをつけても、通常の式と比べて半額から数分の1の値段に抑えることができる。「費用はすべてご祝儀でまかなえる」とも言われる。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中