大阪市の橋下徹市長は2012年10月4日夕方の囲み取材で、自らが代表を務める「日本維新の会」と「みんなの党」との連携について問われ、「ひとつのかたまりになって、有権者の皆さんに、第三極がひとつのかたまりとして有権者の皆さんに選択肢を提示するというのが、僕は本来のあり方だと思っている」と話し、関係修復を示唆した。世論調査で「維新の会」の支持率が低下していることか背景にあるとみられる。橋下市長は、「みんなの党と日本維新の会が、なにか二つの別個独立のグループのまんまで選挙を迎えていくというのは、次の衆院総選挙においては、僕は国のためにならないと思う」とも発言。みんなの党と連携して「かたまり」になることで、衆院選後に一定の影響力を確保したい考えだ。8月の会談は物別れに終わっていた橋下市長と、みんなの党の渡辺喜美代表は8月20日に会談したが、橋下市長はツイッターで、「(渡辺氏の意向は)みんなの党の拡大路線でした。みんなの党に、大阪維新の会も全て吸収するような話でした」と物別れに終わったことを明らかにしていた。
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