2024年 4月 20日 (土)

驚きの「年収5億円」 世界を股にかける「凄腕」ファンドマネジャーの実像とは?

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   スイスからの一時帰国中に殺害されたとみられる霜見誠さんと美重さん夫婦。資産運用をめぐるトラブルによる殺害ともいわれるなか、「凄腕ファンドマネジャー」だったという霜見さんの生活ぶりが少しずつ明らかになってきた。

   たしかに優秀な「ファンドマネジャー」は「億」を稼ぐと聞くが、報道では「年収5億円」というのだから驚く。

「パソコン1台に携帯3台」を駆使する多忙な仕事ぶり

   複数のメディアの情報によると、霜見誠さんと美重さん夫婦は「3年ぐらい前に、日本は税金が高いから」といって、スイス・チューリッヒに住むようになった。

   日本にも頻繁に帰国。最後に生存が確認された東京・銀座の自宅マンションのほか、六本木や赤坂、千葉市にも高級マンションを所有し、フェラーリとベンツの2台の高級外車に乗っていたという。

   趣味は夫婦でヨット。子供がいないこともあってか、2匹のトイ・プードルを溺愛していたようで、愛犬家を招いた犬の誕生会では高級な青森県大間産のマグロを食べさせたという。美重さんのものとみられるブログによると、わざわざ日本からスイスにトリマーを呼び寄せるなど、セレブ暮らしを楽しんでいたようだ。

   夫の誠さんは、リヒテンシュタインに本社がある投資ファンドの敏腕マネジャーとして活躍していた。宮崎県出身。熊本県内の大学を卒業後、東京に本社がある証券会社に入社。営業部門を経て国際部門に異動。海外の投資家らと交流を深めたのをきっかけに、約20年前に独立したという。

   証券会社で同僚だった男性の証言では、「人懐っこく明るい性格で、顧客の信頼も厚かった」。半面、「野心家で会社より自分のために人脈を広げ、多少のリスクがあっても、ハイリターンを狙っていくタイプだった」とも話している。

   その仕事ぶりは、「優秀なトレーダーで、飲みに行く時もパソコン1台に携帯3台を持っていた」と、超が付く多忙ぶりだった。時価総額で約300億円の資産を運用し、6、7年前の年収が「5億円」にのぼっていたという。

   優雅な生活ぶりからは「年収5億円」もウソではなさそうだし、たしかにファンドマネジャーの年収は高額で知られてもいる。そうだとしても、そんなにも高い収入を得られるのだろうか――。

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