2024年 4月 19日 (金)

東横・副都心線直通まであと3週間 止まない「乗り換え面倒、断固反対」の声

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   東京・渋谷駅と神奈川・横浜駅を結ぶ東急東横線と、埼玉・和光市駅と渋谷駅を結ぶ東京メトロ副都心線が直通運転を開始する2013年3月16日まで、残り3週間を切った。

   横浜方面から埼玉の西南部まで一つの路線として結ばれるため、交通の利便性が向上するとうたわれている。しかしこの直通運転には、いまだに反対も多い。

「地下5階から地上3階なんてやってらんないからな」

現在の東横線渋谷駅ホーム(ウィキメディア・コモンズより、11年2月撮影)
現在の東横線渋谷駅ホーム(ウィキメディア・コモンズより、11年2月撮影)

   現在東横線が直通運転を行っている横浜高速鉄道みなとみらい線、また副都心線が直通運転を行っている西武有楽町線・池袋線と東武東上線とも引き続き直通運転を行うため、元町・中華街駅(神奈川)から森林公園駅または飯能駅(いずれも埼玉)まで1本で行けるようになる。通勤・通学やショッピング、レジャーの際の利便性が向上するという触れ込みだ。

   これにともない、現在地上2階にある東横線の改札口は現在の副都心線改札口と同じ地下3階に。ホームも現在の副都心線と同じく地下5階となる。また、北千住駅から中目黒駅を結ぶ東京メトロ日比谷線と東横線の直通運転が終了する。

   東横線と副都心線の直通運転には根強い反対意見がある。2ちゃんねるでは議論するスレッドがいくつか立てられ、「新宿や池袋なんかに直通するより銀座のほうにいくほうが価値があるきがする」など日比谷線との直通終了への不満の声がある。「朝のラッシュ時に渋谷始発なくなったら横浜まで立ちっぱなしで辛いんだけど」など渋谷駅から座れなくなって残念という声などもあるが、一番多いのは「副都心線のとこに移ると井の頭、銀座、JR、全部乗り換え面倒になるやんか」「地下5階から地上に出るのに1.5駅分くらいかかるぞ」と、ホームが移動することへの不満意見だ。

   「これ東横渋谷乗換銀座線組がぜんぶ半蔵門線に移る 地下5階から地上3階なんてやってらんないからな 半蔵門線渋谷表参道は地獄になるぜえ」と、東横線から地上3階の東京メトロ銀座線に乗り換えていた乗客が地下3階の半蔵門線乗り換えを利用するようになり、半蔵門線が大混雑するだろうという見方もある。

ハンドブック配布で混雑、混乱の回避を目指す

   東急電鉄の2013年1月22日の発表によると、平日の日中と土休日終日は渋谷駅発着の電車を1時間に4本、夕方のラッシュ時間帯には渋谷駅始発の電車を4本運行する。渋谷駅から座りたいという人はこの電車を狙えばよさそうだが、現在東横線が1時間に最大で平日20本、土休日17本運行していることを考えると、直通後の4本に乗客が集中すれば、今まで座れていた人のほとんどが座れなくなってしまうだろう。

   混雑への対策について東急電鉄に問い合わせたところ、現在利用客に「東横線・副都心線ご利用ハンドブック」を計20万部配布し、利用路線にそって導線を案内することで回避を目指しているという。

   このハンドブックは東急電鉄の公式サイトでも見ることができる。ダイヤ改正についてのページでは、朝ラッシュピーク前の通勤特急、急行を増発し、「オフピーク通勤」を促すとともにラッシュ時の混雑緩和を図るとしている。

   乗り換え案内のページでは、ホームが遠くなる銀座線、JR線、井の頭線へスムーズに乗り換えできるよう最短ルートが説明されているほか、混雑緩和のためなるべく空いている車両に乗る「分散乗車」への協力を呼びかけている。

   ただし駅構内については、混雑緩和のための改良などは特に行わないという。混雑や混乱の回避は乗客に委ねられる部分が大きいというのが現状のようだ。

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