「週刊少年マガジン」2013年7月10日号に掲載された、バスケットボールを題材にした漫画「あひるの空」について、熱い気持ちをほとばしらせたブログが話題だ。あまりにも負けすぎる、話が飛んでいる、見開きが真っ白なページがある、という点に長文で「ダメ出し」したブログで、インターネット上では賛否両論巻き起こっている。試合結果の描写なく、突然主人公が新キャプテンに「あひるの空」は、不良の巣窟となっていたバスケットボール部に主人公の車谷空が入部し、空の熱意にほだされ部員がバスケットボールに情熱を注いでいき、地道にインターハイを目指すというストーリーで、04年から「マガジン」で連載されている。その地道さゆえ、練習や負け、日常生活のシーンが多いのが特徴だ。問題の号は、4、5ページ目の見開きがタイトルしか書かれていない真っ白なページに。前号まではいい試合展開をしていたのに、試合結果の描写なく「8月俺達はI・H(インターハイ)に行くことはできなかった」と回想でまとめられてしまっている。そして最後のページで、空が新キャプテンになっていることが突然明かされている。これを受けて6月26日、普段は主にツイートなどのまとめ記事を更新している「ニュー速VIPブログ」で、「おい!今週のマガジンのあひるの空、ふざけるなよ!!!!!!!」というタイトルの記事が更新された。「バスケの試合をしていたらいつの間にか時間が過ぎていて負けていた。気がついたら主人公が新キャプテンになっていた。・・・・なんなんですかこれ?」「(白い見開きに)は?????????イカンでしょこれはイカンでしょこれやっちゃイカンでしょ」「夢見させろよ!!!!!僕に、夢を見させろよ!!!!!少年誌だぞこれ!!少年たちに、夢みさせろよ!!なんでこう何度も何度も何度も何度も何度も挫折する展開なんだよ!!!しかも何あの最後?時間飛ばして決着するとかなんなの??????????すごーーーく丁寧に丁寧に丁寧に丁寧に何周(原文ママ)もかけて味方と敵の心理描写も描いてきてそれでインターハイ無理でしたとか、ふざけんな!!!!!!!!」「いくらなんでも無慈悲すぎるよはぁ・・・・全国の学生たち、部活をしている少年少女たち、スポーツで夢を見ている子たちがこの展開を読んでどのような感想を持つんだろうね」「読者を不快にさせないのが仕事では」マガジン編集部にも不満ブログではさらに、「今回の件については僕を含めて多くの読者が不満に思ってるはずです読者を不快にさせないようにすることが編集の仕事じゃないんですか?なんとか言ってください」と、マガジンの編集部の責任まで追及している。最後は「僕はこの漫画が好きだから、1話からずっとずっと追い続けてきたから、こうやって語ってるのです作者さんお願いしますこのまま終わらせないでください」と、愛をにじませた悲痛な訴えで締めくくっている。この記事のコメント欄には、「これは俺も読んで思ったぜ。異議なし。これだけじゃなく、勝つ事を描けない漫画が多過ぎる」「終りが近いのは感じてたけど今週は本気で一話分読み飛ばしたのかと錯覚した」「まあ負けはぶっちゃけいいんだよ最後のシーンを描かずに逃げたのが糞すぎる」と筆者に賛同する意見、「漫画の展開が自分の希望と違っていたからって編集部にも問題がうんたらっていうのはどうなの」「別にいいだろ、そういうもんだし最初から全国屈指とか県王者とかじゃないんだろ、そういう作風らしいし」「まぐれのように勝ち続けるジャンプ王道はマガジンにいらない。特にあひるの空はバスケマンガというより青春マンガだから。そこのコンセプトが理解できない人は読むべきではない」と筆者に否定的な意見などが書き込まれ、盛り上がっている。さらにツイッターでも多くのユーザーに記事を引用され、「そう思ってる人がやっぱりいたのですね」「俺は結構納得してる」などと投稿されている。
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