医療法人「徳洲会」グループから5000万円を受け取った問題で、東京都の猪瀬直樹都知事が2013年12月19日、辞職を表明した。16日には、猪瀬知事が「現金は普段使っているカバンに入れた」と実演するも、5000万円がカバンに入らず、ネット上で「完全にコント」などと揶揄された。この猪瀬知事の「カバン芸」がネットのみならず、プロの人気漫才師・「ダウンタウン」松本人志さん(50)からも評価されている。「松本で笑ってないけど猪瀬では笑った」もはや芸人?(13年5月撮影)松本さんは2013年12月19日、「オレの今年の面白かったベスト10。。。猪瀬知事のカバンのくだり入るかも。。。」と、ツイッターで発言した。猪瀬知事は16日、都議会総務委員会で公明党・長橋桂一政務調査会長の質問に答えた。長橋都議の用意した「新札で5000万円分」の大きさの箱を、猪瀬知事が自前のカバンにつめこんだ。猪瀬知事が「入ります」と繰り返すもファスナーは閉まらない。すぐさまネット上では嘲笑の的になり、ボストンバックに体を入れる芸人、エスパー伊東さんになぞらえた「エスパー猪瀬」なるあだ名も生まれた。松本さんの発言に「2ちゃんねる」やツイッターでは、「今年の年末は猪瀬カバンとでたらめ手話が双璧だったわ」「確かに今年一年松本人志で笑ってないけど猪瀬のカバンは笑ったわ」「キミの映画(編注:R100)のガラーンとした客席がオレのベスト10に入るわー」「去年のランキングにはIPSの森口(編注:尚史)さんが入ってたんだろうな」などのコメントが上がった。また、まるでコントのようなやり取りに、「猪瀬のあれは完全に笑ってはいけないのノリ」と、松本さんの出演する「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(日本テレビ系)との類似点を指摘している人もいる。
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