2024年 4月 20日 (土)

新興国経済不安で世界同時株安、日本も直撃 きっかけはアルゼンチン、中国、ウクライナ…

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新興国市場、「ある程度の投資機会が生まれた」かも?

   新興国市場は、先進国に比べて市場規模が小さいので上がるときも大きければ、下がるときも大きく、はっきりしているのが特徴。小田切氏によれば、今回の下落のきっかけは米国の量的緩和の縮小だが、「米国経済の、世界経済のけん引役としての力が思っていた以上に弱いのではないか」と懸念する。

   中国やインド、ブラジルなどの新興国が経済成長しないことには、米国や日本も大きく経済成長できない。「リーダー不在の状況ではないか」というのだ。

   一方、新興国市場が「売り」を浴びせられているなか、相場に割安感が出てきたとの見方も出てきた。ロイター(2月4日付)によると、アライアンスバーンスタインのシニア債券ポートフォリオマネジャー、ポール・デヌーン氏は「わたしが新興国市場について強気の見方に近づくのは久しぶり」とコメント。「(市場が下落するなか)比較的良好な国が多くの政策対応をとっているため、ある程度の投資機会が生まれた」とし、相対価値の高い資産として急落したインドネシアやブラジル、トルコを投資先にあげている。

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